新海誠監督の『君の名は。』と、東京国立博物館の「野外シネマ」と…

お出かけ

若干遅ればせながら、先達て、『君の名は。』のBlu-rayを買った。
当初、Amazonで注文しようと考えていたのだけれども、そのときは別業者によるプレミアム価格の状態(1,000円くらい上乗せ)だったので、楽天ブックスで買うことにした。その後、Amazonの在庫は回復して価格は平常に戻ったようだ。

僕にとって、新海誠監督作品のベストは、今でも(そして永遠に)『秒速5センチメートル』のままなのだけれども、家族は皆、劇場で観たときから『君の名は。』の方が良いと思っているようだ。だから、このBlu-rayは家族のために買ったようなものである。

この『君の名は。』のBlu-rayは、スタンダード版。購入特典で、フィルムタイプの栞と、キャラクターのステッカーが付いてきた。栞は、全部で34種類あるそうだ。僕のところに来たのは、主人公、瀧の顔に「バカ」と書いてあるとき(または、書いているとき)の場面。

まだまだ僕は多忙中なので、皆でこのBlu-rayを観られるのは、早くても今週末、もしくは来週になるだろうか。それまで、このままお預けである…。
勿論、僕の部屋の5.1chサラウンドシステムで観るつもりである。(もう、2chステレオ音声では映画を観る気がしない…。その際には、ドルビー・プロロジックでサラウンド化する。音楽鑑賞もそうなりつつある。)

上の写真は、『君の名は。』に加えて、以前購入した『秒速5センチメートル』のDVDと、新海監督のムック。ムックの方は、図書館で借りたもの。だいぶ順番待ちが長かった。半年くらい待っただろうか?買った方が早かったなあ…w

『秒速5センチメートル』は、スタンダード版では、新海監督インタビューが、DVDの方が長めに入っているので、Blu-rayではなく敢えてそちらを買ったのである。
そういえば、上のムックの中で、アニメーター・イラストレーターの安彦良和氏が、『秒速5センチメートル』について、「あれが新海さんの本領」とインタビューで答えていた。「本領」…うーん、まさしく言い得ている…。

さて、『秒速5センチメートル』といえば、昨年、野外上映会があった。場所は、上野の東京国立博物館だ。本館の前の広場に、スクリーンとスピーカーを設置して、鑑賞できるようにしたものである。
下の写真は、東京国立博物館の門の前から、会場を撮影したもの。奥の方で白く光っているのが、スクリーンだ。実際には、もっと近くから観ることが出来るので、大きく感じる。

ただし、かなり混雑していたので、好きな場所を確保できるかどうかは、タイミングと運次第だった。でも、映画館で観るのとは異なり、夜空を天井にして映画を観るのは本当に良いものである。
特に、この『秒速5センチメートル』は、夜の場面が多い。例えば、星空を見上げるシーンなどでは、実にリアルな没入感が得られるのだ。観る側も星空の下にいるのだから、至極当然であろう。映画館とはまた違う、映画の味わい深い楽しみ方だ。

東京国立博物館の「野外シネマ」は、『秒速5センチメートル』以外に、過去には『銀河鉄道の夜』や『時をかける少女』(いずれもアニメ映画版)が上映された。
そして、今年も開催される。日程は、9月22日(金)と23日(土・祝)の2日間だ。作品名はまだ発表になっていないけれども(本稿執筆現在)、上映時間が「120分程度」であることだけは明らかになっている。


(出典:東京国立博物館「イベント」

なお、この「野外シネマ」は、東京国立博物館の入館料を払う必要があるけれども、映画を観ることそのものには料金がかからない。ちなみに、一般の入館料は620円である。大学生は410円。
昨年は、娘を連れて行ったけれども、中学生は無料で入ることが出来た。料金を払ったのは、僕とカミさんだけである。(息子は、学校の授業があったので行けず)つまり、1,240円で3人分楽しめた、というわけだ。お得であるw

さあ、今年は何が上映されるのだろう…。これまでのラインアップから考えるに、アニメであることは既定路線だろう。
あとは、最後にしんみりとしてしまう(『秒速5センチメートル』は、しんみりどころではないが…)作風を持ったものが選ばれやすいのだろうか、という気がする。どんな作品が登場するのか、色々と想像を巡らせるのも、また楽しい。期待して待っていよう、と思う。
(追記:2017年の「野外シネマ」について投稿しました。こちらをご覧ください)


(昨年の「野外シネマ」の会場で貰ったポストカードと、『新海誠Walker』の安彦良和氏インタビューのページ)

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このムックは、『君の名は。』の特集、インタビュー、フィルモグラフィー、特選画集など、結構内容が盛りだくさん。やっぱり、図書館で借りるよりも、買ってからゆっくり楽しんだ方が良いだろうか、という気がしてきた…。

『新海 誠Walker』
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