ファミコン版ドラクエIVを、27年ぶりに起動してみたら…

その他

前回その前の回で、DS版『ドラゴンクエストIV』を買ったことについて書いた。

毎日、少しずつプレイして(…それで、1日につき計1時間くらいはやっているかもw)、第1章は無事終わった。
1990年に発売されたファミコン版では、全5章だての物語だったのだけれども、リメイク版では、序章と第6章が追加されている。そのうちの、第1章までクリアしたというわけだ。意外と短い章だった。

これも、前回書いたことだけれども、うちにはファミコン版のドラクエIVもあるのだ。僕が、1990年当時に買ってプレイしたものが、箱や説明書つきで、そのまま残っている。ファミコン版の攻略本も、併せて見つかった。

あと、ファミコン本体もある。こちらは、僕が使っていたものではなくて、かみさんが以前、実家から持ってきたのである。トップの写真が、それだ。かみさんは、「ひょっとして動かないかも」と言うのだけれども、試しにTVに繋いでみることにした。

ちなみに、うちはTVを殆ど観ない家庭なのでw、どこのお宅にいっても見られるような、リビングの片隅に大きなTVがドーンと置いてある、というようなことは一切ない。
何故、殆ど観ないのかというと、惰性でTVを付けっ放しにしておくと、余計な音が流れてきてうるさいから、ということがひとつ挙げられる。TVは、番組でもCMなどでも、音の扱い方というものが随分と酷い。

例えば、せっかく流れていた音楽をいきなり断ち切って、やおら全く違う曲を流し始めたり、画面に注意を向けさせるためなのか、突然目立つような効果音を鳴らしたり、といった具合なのだ。
これらは、視聴している側は全く予期することも出来ず、コントロールすることも出来ないことだ。だから、只じっと聴いていると、僕なんかは、そういった音の所為で頭が混乱してくる思いがするw

まあ、あとは、TVというものが、洗脳装置としての役割を持っているからだ、ということもある。僕は、一切の洗脳はお断りである。だから、例えば宗教などからも距離を置いている(…新約聖書には関心を持っているけれども)。宗教も、言わずと知れた、洗脳装置なのである。

僕(たち)がTVを殆ど観ない理由は、上に挙げただけではなく、他にもまだまだある。(そもそも時間の無駄だし、馬鹿馬鹿しくて、とても観ていられない、とかw)
まあ、この世の中では、TVを好んで観るという方が大多数だとは思うけれども、皆さん、そういった事柄からの耐性が十分におありなのだろうか、どうなのか?まあ、ヒトゴトなので、別にいいけれども…。

そんなわけで、僕は、一部の科学番組や音楽番組や教養番組みたいなものを極たまーに観る程度だ。年間に、数回くらいだろうか。そんなものである。
そのときは、僕の部屋でDVDやBlu-rayのモニターとして使っているアナログTVに、地デジチューナーを繋いで観ることにしている。今回、ファミコンを繋いでみたのも、このTVだ。


さて、RFスイッチという、アンテナ線が出ている変換器のようなボックスを、TVの裏側に接続する。もう片方の長いケーブルは、ファミコン側だ。それから、ACアダプターをコンセントに挿す。ドラクエIVのカセットを入れて、本体の赤い電源スイッチを入れてみた…ん?つかない…。

どうも、本体の電源スイッチをスライドさせると、なめているような緩い感触がする。きっと、中の接点がだいぶ磨耗しているのだろう。接触が悪くなっているのである。
ACアダプターの線を一旦抜いて、ファミコンを分解することにした。内部の様子を見るためだ。

すると、電源スイッチは、破損や変形こそしていなかったが、やはりスライドする部分が内側でグラグラしているように見えた。だから、緩い感触がしたのだ。余程、長年酷使したのだろう。
こうなれば、このスイッチを交換するしかないと思うのだけれども、僕のファミコン(既に不動)は、実家にある。部品取り用として、いつか帰省したときにでも持って来よう。

今回は、応急措置として、この緩いスイッチのまま、接点のいちばん良いところで、テープを貼って固定しておくことにした。だから、電源は、ACアダプターの抜き差しで行う。取り敢えず、これしかないのだ…。

さてさて、そんな遠回りをしてしまった後で、いよいよドラクエIVの起動である。

出た出た…。まずは、堀井雄二氏など、主なスタッフの名前が、無音で表示される。そのあと、大きく「IV」が映し出されて、それが燦然と輝く。同時に、テーマ曲のファンファーレが高らかに鳴る。

そして、ずっと以前に見覚えのある、赤いタイトル画面である。
PSGという内蔵音源で、テーマ曲が演奏されている。オーケストラ版と比べると、圧倒的に同時発音数は少ないけれども、例えばベースラインは、コントラバスと同じ音階を一生懸命なぞっているようだ。聴いているうちに何だか、ファミコンが健気に思えてくる…。

そして、ボタンを押すと、冒険の書を選ぶ画面へ進むことが出来た。なんと、冒険の書が3つとも残っている。27年の時を超えて、バッテリーバックアップが、まだ生きていたのである!凄い。そのひとつを選んでみると…。

ある街の中の、教会にいるところから始まった。勇者のレベルは43。名前から察するに、この冒険の書は、僕の弟がプレイしていたときのものだろう、と思う。

写真のように、横一列(同じX軸上)にキャラクターが5つ並ぶと、チラツキが起こる。これはスプライトという、キャラクターを表示させる機能の、ファミコンにおける限界なのである。つまり、これを見ると、「嗚呼、ファミコンなんだなあ…」と、しみじみ思うのだw

そんなわけで、ファミコン版『ドラゴンクエストIV』が、無事起動しました。僕のカセットは、27年経っても、バッテリーバックアップが健在でした。
でも、僕にはDS版があるので、そちらの方でプレイを続けたいと思います…。DS版ならば、リビングでも、寝床でも、その気になればお風呂に浸かりながらでも、出来ますのでw

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DS版ドラクエIVの第1章を、僕は、結局ガイドブックを全く見ずに終えました。ちなみに、下のDS版ガイドブックは、以前の投稿でもご紹介した、ゲーム評論家、山下章さんの会社が制作したもの。マップやアイテムの説明など、とても詳しく書かれています。

『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち 公式ガイドブック』(DS版)
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