気が付いたら、雪が少々積もっていた。何年振りなのだろう、雪景色は…

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今朝も、普段通り、朝4時過ぎに起きて仕事に出掛けた。その帰り道には、雪がもう、降り始めていたのである。

帰宅後、朝食を食べ、少々休んだ。今夜は、10時過ぎまで塾の仕事がある。行き帰りはどうしようか、と考えた。それから、暫くして気が付くと、雪が積もっていたのである。ほんの数cmではあるけれども。

トップの写真は、先程(お昼過ぎ頃に)うちのベランダから、ニコン P900で撮った。向こうの方にある桜並木の枝である。まあ、今はこのくらいの降雪量だ。今日は1時間で授業を終えて帰って来た娘は、うわあと歓声を上げている。
ラッキーなのは、息子だろう。今日も明日も、学校が休みなのだ。私立高校は、入学試験日なのである。従って、学校では授業がなく、自宅学習日ということになっている。でも、その代わりに、受験生たちは大変だろうと思う。

上の写真も、ベランダから撮影。フラッシュを焚きながら撮ると、雪が比較的よく写りやすい、と何かで読んだので、そうしてみた。空の雪がご覧いただけるだろうか?

こうして、久方振りの雪を撮って、僕は先程、SNSにこれらの写真を投稿した。フレンドの中には、海外在住の方(日本人だったり、外国人だったり)もおられるので、見ていただこうと思ったのである。
以前、僕が会社勤めをしていたときの、マレーシアのカウンターパートだった、Yさんのことを何度か書いた。

そのYさんが、冬に初めて来日したときだ。社内でひと通りの商談などを終えた後、近くの山まで車で行って、雪を見よう、という話になった。宿泊先は、その山の中腹くらいにある、温泉ホテルだった。
それから、社長のメルセデス・ベンツSクラスだっただろうか、トヨタ・エスティマだっただろうか、忘れたけれども、車を駆って、ロープウェイが設置してある辺りまでのぼった。

途中の道には、それほど多くの雪はなかったけれども、流石に山頂近くもなると、数十センチ程度は積もっている箇所が見られたのである。ひょっとすると、除雪した雪の山だったのかも知れない。
車から降りると、Yさんは、それこそ子供のように雪と戯れてはしゃいだ。実は、そのとき来日したのは彼ひとりではない。Mさんという彼の上司もいたのだ。Yさんはもう、上司の目も憚らずに、雪を転げ回らんかとするほどに喜んでいたのだ。

マレーシアに住んでいれば、きっと雪などは一生目にすることはないのかも知れない。だから、あれ程までに歓喜する気持ちもよく分かる気がする。それ以来、僕は雪を目の当たりにすると、必ずYさんのことを思い出すようになった。

上の2枚は、iPad mini2に、以前の投稿で紹介した「スマホカメラレンズキット」のマクロレンズを取り付けて撮影した。雪の結晶の形が見て取れると思う。

さあ、僕はこれから、どうやって仕事に行こうか…。車か、自転車か。電車という選択肢もある。雪の影響を受けにくいのは、自転車だろう。交通規制などは余り関係ないからである。でも、寒いし濡れるのだ。


さて、前回は、幾つかの月の写真を載せた。仕事の帰り道だったり、少し出掛けて、月と似合いそうな被写体を探したりして撮影した。その際、一枚だけ載せるのを見送ってしまった写真がある。

これは、うちのベランダから撮った。上に載せた、雪が降っている写真とほぼ同じ場所を撮ったのだ。何故か、これだけ前回は載せなかった。月の写りが小さすぎて良くないと思ったのだろうか。でも、案外そうでもないかも、と感じてきたので、復活させた。

しかし、不思議なものである。昨夕、これほど明瞭で、月を抱え見事なグラデーションを見せた空である。たったひと晩あけてみると、どんよりとした雲から雪を降らせているのだ。何という、変わり身なのか…。
これこそが、南国ではなかなか味わえないだろう、日本の魅力的な景色のひとつなのだ、と僕などは感じるのである。先述の山の中腹のホテルに泊まると、今回のように、翌朝景色が一変していた、ということがある。

そのときの、彼らの驚く顔が、楽しいのだ。驚くと言ってしまったら、余り正確ではないだろうか。風景の変化に感心してくれる、と言った方が良いかも知れない。非常に感心したときには、彼らは、チュッチュッチュッ…と何度も舌を鳴らす。小鳥の囀りのように。

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