VUメーター組立キットを開封。中身を確認してみたのだ…

電気・電子

前回の投稿で触れた、VUメーターの組立キットに関しての投稿、2回目。本日は、袋を開封して、部品を確認したのである。組み立てる時間は、まだ無い…。

このキットの外箱ラベルには、「誰でも作れる」とか「誰でもカンタンにに作れます」と書いてある。次回から組み立てていくようになると思うけれども、その難度も確認してみたい。ご関心の向きは、今後のご参考に…。
ちなみに僕は、小中学生の頃から現在に至るまで、数限りない電気電子工作や家電の修理などを行ってきた。小学生のときに、タミヤのキットでモーターやギアを組み合わせて電池で走る車を作ったのが最初だろうと思う。

あとは、学研の学習誌の付録だった、ダイオードラジオである。コイルを自分で巻き、イヤホンなどを配線して作った。完成後、NHKの相撲中継がゴニョゴニョと聞こえてきたときの興奮は、今でも忘れられない程だ。
大人になってからは、ICミニアンプや真空管アンプのキットを買って作ったりもした。音楽を聴く機会が多いので、アンプは必需品なのだ。ICミニアンプは、風呂場でCDを聴くのに使い、真空管アンプはレコードプレーヤーに繋いでいる。

以前も書いたけれども、ハンダごてを握って修理を行うこともある。TVなどの基板のハンダ割れを直したり、レコードプレーヤーのサーボ回路を、トランジスタ交換で修理したこともあった。そちらについては、このブログにも投稿を載せた
そんな訳で、このVUメーターの組立キットについても、まあ謳い文句通りカンタンに作れると思うのだけれどもw、どうなるだろうか?根がオッチョコチョイなもので…。


さて、ケースの入った袋を開封である。この中に部品が全て収められている。下の写真は、ケースの中身を取り出したところ。手前の白っぽいのはメーターのサブパネル。電子部品等は、エアキャップに包まれている。

では、部品の包みを開けてみる。種類によって、幾つかの小袋に分けられている。組立説明書に、部品リストが載っているので、それを見ながら内容物を確認することにした。

まず目についたのが、ACアダプター。12V駆動だというので、大きなアダプターを想像していたのだけれども、拍子抜けするほど小さかった。スイッチング方式なのだろう。いやあ、時代は進んでいるなあ…。
僕は、彼此15年以上前に、ポータブル式のカーナビ用として、12VのACアダプターを秋葉原で買ったことがある。ずいぶんデカくて重いものだった。それに比べて、これはなんとコンパクトなことかw 長辺は4cmくらい。ちなみに、出力は1.0Aである。

次は、メーターだ。これも意外と小さかった。直径が約3cm。まあ、ケース自体がコンパクトサイズだし、こんなもんかな。あとで気が向いたら、大きなものを買い求めて改造することも出来るだろう。

下は、配線やネジの類。こういった細かいものが全て取り揃っているところが、組立キットの楽な点である。ボルトやナットなど、これだけの数や種類を自分で集めるのは面倒だw いっそのこと有り物で済ませてしまおうとするかも知れない。

それから、スイッチやボリューム、端子類など。本体のケースは、これらの寸法に合わせて予め穴あけ加工をしてある。メーター用の穴も、勿論あいている。これも、組立キットのメリットだ。

下の写真で、3Mのロゴが入っている物は、本体ケース用のゴム足4つ分である。丸くポチッと出っ張った黒いゴムで、多分、汎用品を小分けに切ったのだろうと思う。

下は、とうとう出たw メーターアンプ・ユニットの基板と、そこにハンダ付けする部品の数々。これは、入念にリストと照らし合わせてチェックする。こちらも、色々と小型化されているなあ。特にダイオードなぞ、僕が小学生のときに使った物の印象が残っているので尚更なのだ。

抵抗も、昔に比べて随分と小さくなったと思う。これも小学生のときだったか、祖父から貰った古いラジオを分解したことがあるけれども、あのときは抵抗がちょっとした青虫のように大きかったのだった。流石に、隔世の感がある…。

この袋を開けて、中身を並べ、ひとつひとつリストと照合した。電解コンデンサは数字を読み、抵抗は帯の色を確認する。トランジスタやICも幾つかある。

電解コンデンサで、数字表記の異なる物があった。リストでは25Vとなっている物が、代わりに50Vが入っていたのだ。まあ大きい分には大丈夫なので、そのままにしておこう。他は、何も異常なしである。

このプリント基板に型番が印刷されていたので、ついでにちょっとググってみた。このユニットの中身は、大体2000~3000円くらいで売られているセットが元になっているようだ。
あと、VUメーターも調べてみたところ、ふたつで3000円弱くらいの物のようだ。それと、ボリュームやスイッチ等が入った袋の中身は、全部で大雑把に1000円といったところかなあ。
ケースも、素のままだと1000円弱だろうか。でも穴あけ加工の手間があるので、実際には1000円以上になるかも知れない。ACアダプターも、700~1000円くらいの物だろうかと想像する。

そんなこんなで合算してみると、もし自分で揃えるとしたら、多分9000円くらいになろうかと思う。この組立キットの価格は12000円。(僕は今回、ネットオークションのポイント還元を利用して買った)
その差額は、我々が部品集め等をしなくて済むための手間賃と考えればいいだろう。あと、カラーで印刷された詳しい組立説明書の費用もある。それらを鑑みると、妥当な価格設定の良い組立キットだと思う。

…というわけで、今回はVUメーターの組立キットの中身の確認を行ってみた。実際に作るのは、まだお預けである。涎が出そうなところを、我慢我慢なのだ…。(次回に、つづく)

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