空が綺麗だった日曜日、夜にはISSと木星の衛星を撮ったのだ…

宇宙・天体

週末は、いつもより空が綺麗だった。春霞が幾分和らいだのだろうか、抜けるような青空が見られたのである。その前の日まで、強風が吹いたり、多少の雨が降ったりしていたので、どこか上空の大気が浄化されたのだろうか。

しかし、ひょっとすると久し振りにゆっくりと時間を過ごすことが出来たことに対する、僕の贔屓目があったのかも知れない、とも思う。つまり、そんな空のような気分だったのである。
土曜日にも、日曜日にも、うさぎを外に出して遊ばせた。いずれも、1~2時間ずつ。その間に、僕はうさぎの家として使っている段ボール箱の掃除をする。底面には、木のすのこも敷いてやった。それについては、また次回に…。

高空では、常にジェット旅客機が西に飛ぶ。上に書いたように、これまでは大気が余り綺麗ではなかった。ズームで撮っても、どうも思った程にはクリアに写ってくれない。ぼやけたように霞んでしまう。
でも、日曜日に撮った下の1枚は、機体を明瞭に捉えることが出来た。久々のことだろうと思う。35mm版換算で、約3000~4000mmまで寄る。倍率では150倍くらい。やはり大気の影響は大きいのである。

機体の水色の塗装や、垂直尾翼に一部分だけ見える赤いロゴから判断するに、コリアンエアーだろう。手元にiPad miniがなかったときなので、詳細は不明だけれども、そのお腹の出具合でw、エアバスであることが分かる。A330だろうか。


この土日には、夜に木星を撮った。そのことを思い立ったのは、土曜日の午後11時半頃のことで、初めはタイムラプスで木星の日周運動を撮ろうと考えた。しかし、撮影終了まで150分もかかる。
ニコン P900をベランダに仕掛けておいて、そのまま寝てしまっても良かったのだけれども、天気アプリで雲レーダーを見ると、パラっとひと雨ありそうな気配もある。ここのところ深夜や早朝にはありがちだったことだ。

従って、タイムラプスで撮るのはやめることにした。では、南天に一際よく輝いている木星をズームでそのまま撮っておこう。そう思い立ったのだった。
木星を観測すると、衛星もいつも目に入ってくる。ガリレオ衛星と呼ばれる4つが代表的なもので、これらは刻一刻と木星の周囲で位置を変化させている。以前も、木星と衛星の写真を撮って、このブログに載せたことがあった。

もし、土日の2日間とも木星を撮ることが出来れば、衛星の位置の変化が楽しめるだろう。タイムラプスで撮影するよりは、そちらの方が良いかも知れない。そう思ったのである。
何せ、木星を撮るのは久し振りだったので、P900のどの撮影モードで撮れば良いのか、そんなことも忘れていた。何枚も撮っては没にして、結局、シャッター優先モードで撮影したものでOKにしておいた。

望遠は、P900で最大限の8000mm相当である。デジタルズーム込みだ。倍率は、約330倍。シャッタースピードは、幾つか試して、1/8秒で解決した。
1/10秒でもよく撮れたのだけれども、衛星のひとつが少し暗い。もうちょっとだけ長く開けようと思って、1/8秒にしておいた。そのせいか、星がやや細長く流れてしまった。

木星の左下には、ガリレオ衛星が3つ写っている。いずれも名前が付いているのだけれども、どれがどれやら…。そう思っていたら、便利なサイトを見つけた。
木星の衛星の見え方(ガリレオ衛星)」とトップに記されている、下のサイトだ。観測地や、日付時刻などを入れると、木星の周りのガリレオ衛星の位置を図示してくれる。

上のスクリーンショットは、僕が木星を撮ったときと同日同時刻のもの。サイトでは図が常に水平に出てくるので全体の角度が異なって見える。でも、そんなときには、ちょっと首を傾けて見れば良いだろうw
僕の写真と見比べてみると、3つの衛星の位置関係が同じであることが分かる。木星に近いところから順に、イオ、ガニメデ、カリスト。このカリストだけ少し離れている。あと、エウロパは、木星と重なっていて見えなかったというわけである。

これは非常に便利なサイト。とても有難い…。時刻を前後にシフトさせるボタンも付いているので、時間の経過に伴う衛星の動きを確かめることも出来るし、衛星の好みの位置関係になる日を探すことも出来る。
そして、日曜日にも撮った。撮影の条件は、土曜日と同じ。撮影モードやシャッタースピード等も同一である。今度は何枚も撮らず、2枚目でOKにした。撮影時刻は、午後10時過ぎ。前の撮影から相当の時間が経って、衛星の位置も様変わりしていたのだ。

今度は、木星の右上に3つである。どういうわけか、衛星に赤っぽいような色が付いている。別に、衛星そのものの色ではないだろう。レンズかどこかで偏光が起きたのだと思う。
さて、このときもまた、「木星の衛星の見え方(ガリレオ衛星)」で衛星について調べてみた。やはり図の中でも、木星の右側に衛星が3つ並んでいる。

木星に近いところから順に(左から)、ガニメデ、イオ、エウロパ。図では木星の左側に遠く、カリストがいるけれども、僕はこの日、カリストを確認できなかった。きっと暗くて見えなかったのだろう。
そんなわけで、二晩に渡って、木星とその衛星の撮影を行った。衛星の位置を正確に調べることが出来るサイトのお陰で、一層楽しく観られた。今後も、このサイトを活用したいと思う、


さて、日曜日には、もうひとつ撮ったものがある。ISS(国際宇宙ステーション)だ。「Space Station」というアプリで、日曜日の午後8時前に北の空を通過することは予め知っていた。
ただ、仰角高度が低めなので、余り期待は出来ないかなあ、という気はしていたのである。でも、折角の機会なので、窓を開け、三脚を立てておいたのである。

アプリで予告された時刻になると、ISSは突然のように見え始めた。隣家の陰から現れるかのようにして出てきたのだ。僕は、レンズの向きを合わせて、まずは一枚撮った。シャッタースピードは1秒。

では、もっとズームして、もう一枚…とカメラを右にパンしながらズームレバーを引くと、その間にISSの反射光はフッと消えて見えなくなってしまったのである。見えていた時間は結局、ものの10秒程度だっただろうか…。
今回は、突然に見え始めて、短時間の内に突然に消えてしまった、そんなISSであった。まあ、こんな日もあるだろう…。ちょっと残念。でも、虚空に浮かぶ一秒間の軌跡を捉えた写真は、こうして一枚残ったのである。

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