前回の土星に続いて、木星と火星も撮った。惑星の観測はとても面白いけれども、撮影は難しいのだ…

うさぎ

トップの写真は、外で遊んでいるときのうさぎ。お遊び用に置いてある段ボール箱の横から、ひょっこりと顔を出したところ。

実はこの直前に、上から顔を出していたこともあった。そちらの表情も可愛らしかったのだけれども、咄嗟のことで撮り損ねてしまったのである。嗚呼…と思っていたら、今度は横からチラリ。どうやら、人間の心理が多少お分かりになるらしいw

このうさぎは、うちに来てから、もう2ヶ月が経った。毎日、牧草やラビットフードをよく食べている。僕が干したミントなどの草やりんごなどの果物も、大好物だ。
日々目にしているので気付きにくいのだけれども、だいぶ大きくなったのだろうと思う。角度によっては、胴が丸々として見えることもあるのだ。一方で、相変わらず小さく見えることもある。不思議なものだ。

ゴールデンウィーク中に、また体重を測ってみよう。僕がうさぎを持ち上げながら、体重計に乗るのだ。うさぎがじっとしていられなくて暴れようとすることがあるので、こちらも意を決してやらなければならない。
1ヶ月前に測ったときには、1.2kgくらいだった。今は、ひょっとすると、1.4~1.5kgになっているかも。まだ若いうさぎなので、そうやって成長していっているのだろう…。


いきなり縦長の、大きな写真がドーンと来てしまって、ごめなさい…w これは、昨夜撮った、月の写真である。下の方に木星が控えているという構図の夜であった。それを撮影するために、カメラを縦に構えたのである。

さて、前回の投稿で、ニコン P900で土星を撮影したことを書いた。ぼんやりとではあるけれども、輪が確認できるような写真になったのだ。
それから、勤務先のビンゴ大会で、エアーベッドを貰って来たことも書いた。帰宅後、早速膨らませて感触を確かめた。実は、この夜半、すぐには寝ずに、惑星の撮影に挑戦したのである。

時刻は、午前2時過ぎで、月や木星のみならず、南東には土星も火星も見えている。これは、絶好の時刻だった。まずは、前日と同様に、土星の撮影を試みた。

輪の傾きが若干下がった程度で、写り具合などは前日とあまり変化がなかった。やはり、カメラの設定(シャッタースピードやISO感度などの組み合わせ)をもっと色々変えてみる必要があるのだろう。取り敢えず、僕の今の腕では、こんなところである。

それから、この設定のまま、カメラをやや東の方に向けて、木星の撮影に挑戦してみた。…と言っても、今回は、いつものようなガリレオ衛星狙いではない。
木星の撮影には、楽しみ方がふたつある。ひとつは、4つあるガリレオ衛星を撮ること。シャッタースピードを長めにした撮影だ。もうひとつは、ガリレオ衛星は敢えて放っておいてw、木星の表面にある縞模様を撮ることだ。

宇宙に関する図鑑や理科の資料集などを見ると、茶色や灰色の縞模様が幾つも写った木星の写真が載っている。大赤斑と呼ばれる、目玉のようなオレンジ色の大きい渦もある。
ニコン P900では、撮影条件が上手く揃えば、土星の輪が撮れるだけでなく、木星の縞模様も撮ることが出来るようである。僕は、そのような作例を目にしたことがある。

勿論、図鑑などに載っているような、天文台や人工衛星で撮影した写真には遠く及ばない。でも、これも前回書いたように、コンパクトカメラ1台だけでここまで肉迫できる、という点が興味深いというわけなのである。
そこで、上の土星の写真を撮った後に、木星の撮影に挑戦してみた。途中、ガリレオ衛星が見えたけれども、そこはスキップして、木星の表面に焦点を合わせていく。

何枚か撮った中で、いちばん縞模様が分かりやすく出ていたのが、上の写真である。真ん中よりやや上の辺りに、縞模様が薄っすらと一本見て取れるのが、お分かり頂けるだろうか?
まあ、初めて撮ったので、まずはこんなところだろう。月明かりが影響していたかも知れない、とも思う。土星の輪の写真と同様、今後も機会を見つけて、もっと鮮明な写真が撮れるよう、色々と挑戦してみたい。

下は、この夜の木星と、その斜め左下に見えた火星を引きで撮った写真。P900の高感度モノクロ撮影モードで撮った。下に見える黒っぽい三角形は、隣家の屋根。

この西の方(写真では向かって右側)に、木星と、煌々とした月が控えていたのである。木星の撮影の後、僕は火星の撮影も試みた。但し、火星は、土星や木星と比べようもない位に小さな星なので、あまり多くは期待できない。
赤い星であることが確認できる程度に写れば御の字だろう、と思っていた。そう考えつつ、ファインダー越しに火星を観る。やはり、赤いのである。とにかく、赤い…。

どこまでズームしても、ただ赤い一点があるのみ。まるで、惑星の撮影ではなく、遥か遠い恒星のそれのようである。シャッターボタンを押せども、僅かなブレで光跡が大きく流れてしまう。
微動だにせず、息を殺しながら、何度もシャッターを切った。その中で、何とか撮れたものが下の写真である。

本当に、ただ赤い点が、ひとつそこにある…これが火星だった。ただ、この赤が、他の星では全く見られない、鮮烈な赤色なのである。ひょっとすると、さそり座のアンタレスよりも赤いのかも知れない、と感じられるほどに。

この夜は、こうして暫し惑星の撮影を楽しんだ後に、漸くエアーベッドで寝るに至ったのである。寝心地は快適であった。久し振りに、泥のように寝る、ということを体感したのである…。

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