うさぎにこたつを体験させてみた。あと、天才鬼才指揮者テオドール・クルレンツィスに関する朗報がひとつ…

うさぎ

もう10日くらい前のことになるけれども、リビングにこたつを出した。例年と比べて、3週間以上も遅い。つまり、今年はいつもより暖かい、ということなのだろう。

もし、11月の早いうちに出していれば、ちいーがまだ元気なときに、こたつを楽しませてやれただろうに…と思う。そのようなことを偲びながら、ちいーの写真をこたつにのせた。トップの写真は、こたつの上に乗ったちいーなのである。

ちいーが初めてこたつの中に入ったときのことを今でもよく覚えている。僕たちがリビングにこたつを出した後、それを警戒していたことがあったのだ。2歳くらいの頃だっただろうと思う。幼いねこにとっては、これは単なる怪しい櫓だったのだw
それで、僕が抱っこして、やや無理矢理にこたつの中へと入れた。これが温かくて心地良いものであることを学習させよう、と考えたのである。ちいーは最初、ジタバタして出ようとしていた。

しかし、すぐに大人しくなったのだ。こたつが何であるか、直ちに理解したようだった。そして逆に、こたつから出してみようとすると、今度は嫌がって出ようとしなくなった。大成功であるw
以来、ちいーは、毎年11月になって僕たちがこたつを出す作業をしていると、いつも横でお座りをして待っているくらいに、こたつ好きとなったのだ。こたつの中は毎年、ちいーの王国だった。


そして、きょうは、うさぎをリビングに連れて来て、初のこたつ体験をさせてみた。うさぎは、いつもケージの中で生活している。従って、こたつというものをまだ知らない。

ちいーのときのように、抱っこしてこたつの中に入れてみた。うさぎは、興味津々の様子ではあるけれども、ねこ程には有難がっている感じがしない。はて、あったかい場所は、お好きでないのだろうか?

上の写真は、こたつの中に潜っているところ。白い毛皮のお尻が丸見えであるw うさぎは、こたつの中で手を頻りに動かして、穴を掘るような仕草をしているようだ。

そして、穴掘りがかなわないとなると、クルッと反転して顔を出して来た。カメラをじっと見ているw ずっと見られていたことに気付いたのだろうか?

それから、急いでこたつの中から出てしまう。何度か、またこたつの中へ入れてみたのだけれども、結果は同じだった。中で温まろうとはしないのである。

あとは、身体を伸ばして爪先立ちで、テーブルの上を見ていた。これは、ちいーもよくやったポーズである。ねこの場合、このままピョンと上に乗ったことがあったけれども、うさぎはそこまでしなかった。

このとき、うさぎの眼を光に透かしてよく見ると、黒目の表面の部分が実は赤みを帯びていることに気付いたのである。大きくて黒いだけの目だと思っていたのだけれども、本当は赤い部分もあったのだ。
そういえば、僕が子供の頃は、うさぎと言えば眼が赤いと相場が決まっていたものだ。きっと、うちのうさぎも、その類なのだろう。余りにも赤が濃くて、黒と同じように見えていたということなのかも知れない。意外なことであった。


さて、テオドール・クルレンツィスのマーラー「交響曲第6番『悲劇的』」のCDが音楽之友社の今年度レコードアカデミー賞を受賞したとの、ソニークラシカルによる書き込みをゆうべ見つけた。


(出典:Facebook「Sony Classical」)

もしこれが事実なら、クルレンツィスは、昨年のチャイコフスキー「交響曲第6番『悲愴』」に続き2年連続の大賞受賞である。早速、他のページを探して裏を取ってみると…


(出典:TOWER RECORDS

…まずタワーレコードのサイトが出て来た。
そこには、「2018年度 第56回「レコード・アカデミー賞」決定!受賞ディスク一覧」というページの中に、「大賞 交響曲部門 マーラー:交響曲第6番《悲劇的》 テオドール・クルレンツィス指揮ムジカエテルナ」と確かにある。うわあ、本当だった!

更に、本家の音楽之友社のページに行ってみる。ここに書いてあれば、当然のことながら、受賞は事実だということになろう。すると…


(出典:音楽之友社

…そこには、「大賞は、クルレンツィス指揮ムジカエテルナによる《悲劇的》〔ソニー・ミュージックレーベルズ〕」と書いてあった。やはり、本当である!
更に、上のサイトを見ると、詳細は12月20日(木)発売の『レコード芸術』誌2019年1月号をご覧ください、とある。誌面での受賞結果発表は、今月発売予定の号で行われるのだ。

それにしても、2年連続の大賞受賞とは凄い。おめでとう、テオドール・クルレンツィス!あなたは、やはり偉大な音楽家、天才指揮者だ。
2019年は、どんな素晴らしいディスクを我々に届けてくれるのだろう。またまた、何かの交響曲第6番だろうか?何であれ、今からそれを楽しみにしています…。

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このCDの開封の儀とレビューおよびライナーノーツの一部私訳は、こちらの投稿をご参照。クルレンツィスはいつも、交響曲のレコーディング後は、スタジオワークに1〜2年をかけるので、来年発売予定の分は既に録音済みということになろうかと思います。さて、何が準備されているところなのでしょう。ベートーベンの交響曲全集を出すつもり、という話もあるらしい。今後も、色々と楽しみな指揮者です。

テオドール・クルレンツィス『マーラー:交響曲第6番イ短調「悲劇的」』(CD)
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