やや季節外れ(?)の打ち上げ花火を見に行ってきたのだ…(上)

お出かけ

先週のことになるけれども、花火大会があるというので、遥々見に行ってきた。

近頃は、日中など割と暑いときもあるとはいえ、夏にはまだ程遠い。夕方や夜は涼しいのである。そんな時節にもかかわらず、もう花火大会なのだw でも、やや季節外れの打ち上げ花火はどんなものだろう、という興味もあって出掛けた。

この日の日没は午後6時40分過ぎ。それから15分程で、もう花火が上がり始めた。下の写真は、そのときの様子。ご覧の通り、空がまだ青いのであるw でも、花火がどんどんと打ち上げられていく…。

スマホを横にして花火を撮っている人の姿が見える。最近は、花火撮影に適した設定を行ってくれるアプリもあるのだそうだ。
あとで触れるけれども、特にこの日は天候の変化に応じて、シャッタースピードなどの調整が適宜必要になった。僕は、ニコン P900でそんな風に悪戦苦闘(?)しながら撮影していったのである。

さて、まだまだ空は明るいのだけれども、花火はどんどん上がる。実際の目視では、上や下の写真ほどには見えていなかった。いちばん明るく光った一瞬だけ目に入ったような感じである。それ以降の、火の粉がはらはらと落ちる余韻などは殆ど見えないのだ。
そう考えると、何とも勿体ない花火である。次回の大会がもしあるとするならば、せめてあと30分は時間を遅らせては如何かと思う。僕は夕刻のいまだ青く灰色がかった空を見上げながら、そんなことを思った。

さて、午後7時を過ぎて、ようやく夜の帳が下りてきた。まだ若干の明るさが残っているけれども、やっと花火が見られるだけの暗さになってきた、という感じだ。やはり、こうでなくちゃw

その一方で、夕闇が訪れるに連れて、風が出て来た。僕は事前に天気予報アプリを見て、このことを危惧していたのだけれども、やはりその通りとなってしまった。
上と下の2枚の写真は、シャッタースピードを2秒に設定して撮影。すると、このように風に流された花火が長く伸びて写ってしまう。まあ、これはこれで臨場感があるのかも知れないけど、どうなのだろう?

きっと、風がこれ以上強くなったら、何だか分からない写真になってしまうぞ、という気がしてきたので、シャッタースピードを短くすることにした。一旦1.3秒で何枚か撮り、その後、1秒で落ち着いた。

更に10分くらい経ち、辺りが真っ暗となった。地上では時折、強い風が吹いている。正直言って、寒いw この日は流石に、浴衣を着ている人を殆ど全く見かけなかったけれども、それは正解だったのだろうと思う。

真っ暗な中で見る打ち上げ花火は、良い塩梅であるw 20〜30分前の、あの明るい中の花火は一体なんだったのだろう?と改めて感じた。やはり、散る火の粉まで見届けての、打ち上げ花火鑑賞なのだ…。

これ以降、僕はずっと、シャッタースピードを1秒にしたまま撮影を続けていった。あとは、花火が開くタイミングに上手く合わせてシャッターを切れば良い。しかし、そのタイミングこそが肝であり、最も難しいのである。
以前の投稿でも書いたかも知れないけれども、打ち上げ花火の撮影は実に難しいと思う。鳥や蝶を撮るのもそうだけれども、基本的には不規則に動く物を撮影するのは難易度が高いのだろう。

それに比べれば、月や大空を横切るジェット機やヘリコプターを撮るのが何と気楽なことか…w これらはフレームの中で大きく動き回ることはないし、動いたとしても不規則なそれではないからである。
まあ、そんな風に、被写体に応じての醍醐味を味わいつつ、僕は花火を鑑賞し撮った。ここまでで、花火大会は前半が終了。後半に向けて、あともう少し続いていった…。(次回に、つづく)

……

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