先日、ふとしたことで見つけた、この豆本。そうそう、これを探していたのだ…

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先日のことだけれども、リビングの中に設置してあるFMアンテナの位置を少し直そうとして、ふと見つけたものがあった。

何故、FMアンテナを弄っていたのかというと、NHK-FMでクラシック音楽の番組を聴いている際に、「ジリジリ…」という雑音が時折混ざるからだ。以前もたまに起きていたのだけれども、余りにも頻繁で耳障りになってきたのである。
それで、アンテナ・ブースターから伸びたアンテナ線を引っ張って、ノイズの出ない位置を探ろうとした。ブースターはワイヤーラックの上に載っている。すると、そのラックに一冊の豆本が掛けてあるのを見つけたのだ。

そのFM受信時のノイズについては、直ぐに解決した。発生源が、同じ室内に置いてある無線LANの親機であることが分かったのだ。従って、アンテナと親機を出来るだけ離すことにした。
本当は、何れかを別室に持って行って、完全に距離を置いた方が良いだろう、と思う。アンテナをリビングの外の廊下に出せば良いだろうか?それについては、いま思案中である。まあ、ノイズが多少は減って、取り敢えずは良かった…。

さて、豆本である。これは、以前探していたけれども、とうとう発見できなかったものなのだ。いつだったかな?と、このブログ内を検索すると、昨年の11月だった。
彼此もう、半年以上も経過していたのである。こうして、探し始めてから暫く経つと出てくるというのは、いつものパターンだなw どうも、何であれ、必要としているときには見当たらなくて、そうでないふとしたときに見つかるものだ。

その豆本が、トップの写真。パイプ椅子の形をしたスマホスタンドの上に乗せてある。英語版聖書である。ストラップの紐が付いていて、これを利用してラックに掛けてあったというわけだ。
いつ何処で入手したのかは忘れたけれども、10年以上前に、海外への出張か旅行のときに空港のお土産屋で買ったのだと思う。表紙として金色のシールを貼った、黒いプラスチック製(それともゴム?)のハードカバー。

中を開くと、本文は、少しザラッとした2.5x2cmの紙に、1ページ約60行も印刷されている。それでも、マクロレンズで拡大すると、ちゃんと読めるのだから凄いw ちなみに、上の写真に写っている物差しの目盛りは、1mmである。
(周辺がボヤけて見えるのは、マクロレンズの特性で、印刷がこのようになっているわけではありません。念の為…)

何故、これを探していたのかというと、昨年、田川建三博士の『新約聖書 本文の訳』という書籍のハンディ版が出版されたとき、Amazonのレビューで「文字が小さすぎる。豆本レベルだ」と不平を言っているレビューがあったのだ。
それに対して、僕はこのブログの投稿で、「その人は豆本を実際に見たことがあるのだろうか?」とか、「僕は、豆本の英語聖書も持っているけれども、文字の小ささといったら、到底このレベルではないんだぞw」という旨を書いたのである。

そのときついでに、当の聖書の豆本の写真も載せておこうと思ったのだけれども、探せども見当たらなかったのだ。半年以上の時を超えて、やっとそれが実現したw
さて、この英語版聖書の豆本。本文のみならず、創世記のイントロダクション、そしてイメージイラストやシナイ半島周辺の地図など、レイアウトも結構凝っている。

上は、エジプトからシナイ半島にかけての地図。出エジプト記など、聖書を読む上では必須の図版のひとつである。如何にも文字は小さいけれども、真ん中付近に「Sinai」と書かれているのが読めると思う。

上は、出エジプト記に載せられたイラスト。一緒に写っているムーミンは、大きなソフビ人形ではなくて、ストラップに付いている小さなアクセサリーである。幅は2cmほど。サイズ感がちょっと狂いそうな写真であるw

下は、その前に載せられている、創世記からノアの方舟の場面。色々な動物や豪雨のシーンなどが描かれている。これらの写真は何れも、旧約聖書のページから撮ったけれども、新約聖書の方も同様の編集である。

でも、最初のページからよくよく見ていくと、例えば旧約の中では詩篇が見当たらない、新約の方では各福音書や黙示録が載っていない等、色々とかなり抜け落ちているのだw
まあ、これだけ小さいのだから、ちゃんと読むための聖書ではなく、謂わば「見た目だけのなんちゃって聖書」なのだろう。きっと元本となった聖書があって、その部分的な縮刷なのだと思う。

それでも、ちょっとした珍品には違いない。今度は、もう少し忘れない場所に置いておくことにしよう。なるべく、失くしてしまわないように…。


(最後に、僕の所有している「インターリニア」(英語注釈付きギリシア語新約聖書)と共に撮影)

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毎日、暑い日が続いて、仕事のあとの炭酸飲料が美味しい季節となってきましたw ビール系では、このホワイトベルグが僕はお気に入りです。お値段は、所謂「第3のビール」くらいに相当するのですが、あのアルコール特有のツンとした味がなく、とてもスッキリとしていますね。昨年同様、Amazonで箱買いしておくかなあ…。

「サッポロ ホワイトベルグ 350ml×24本」
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