「ベルリンフィル・デジタル・コンサートホール」を7日間体験するというのは、いかが?…

宇宙・天体

トップの写真は、きょうの午前中に撮影。うちのほぼ真上を通過して行った自衛隊のヘリコプター。UH-1だ。きょうは一応晴れてはいるけれども、ちょっと薄曇り。写真が白っぽいのは、そのせいだろうか?

…と思ったら、違った。天候のせいではなかったのである。昨夜も木星とガリレオ衛星を撮影して、その際に露出補正を+2.0まで上げていたのだ。それが、そのままになっていた。
つまり、今朝の自衛隊ヘリコプターの写真は、ちょっと露出オーバーになってしまったのであるw だから、少し白っぽく見えるという訳だ。

それにしても、デジカメのこういった微調整的な機能は、使用後には自動的にデフォルトに戻ってくれないかなあ…といつも思う。人間は忙しいので、そんなことをひとつひとつ憶えてはいないものなのである。是非とも、機械にお任せしたいところだなあ。

それにしても、こうして自衛隊も警察も、よくここを飛行ルートにしてくれる。どうしてなのか分からないけれども、撮る側としては実に有難くも楽しいことなのだ。


さて、その木星とガリレオ衛星だけれども、昨夜も撮影に挑んでみた。天候が幾分良かった(雲が少なかった)ので、時間をおいて撮ってみようと考えたのである。

先ずは、午後8時半頃。まだ南東の空に傾いている頃合いだった。月面のように模様がはっきり見えるのならばいざ知らず、木星が「傾いている」と何故言えるのか?それは、衛星の並び方を見れば分かるからである…。

上のように、写真に写ったガリレオ衛星が右肩上がりで斜めになっている。まあ、実を言えば、木星や衛星が傾いていると言うよりは、地球の(地面の)方が傾いていて、このように見えるのだろうけれども…。
さて、この写真では、本来4つある筈のガリレオ衛星が3つしか写っていないことにお気づきだろうか。もうひとつは、何処へ?


(出典:「木星の衛星の見え方(ガリレオ衛星)」)

上の図は、同日同時刻のガリレオ衛星の様子を表示したもの。小さな点(衛星)は、やはり3つしかない。もうひとつは、木星の向こう側にあって隠れてしまっているのだ。だから、イオを示す「1」は、番号だけの表示になってしまっている。

それから、約2時間後。午後10時40分過ぎに撮ったのが、上の写真だ。ちょっと光跡が流れたようになってしまったけれども(撮影時に風がやや強かったせいかも知れない)、今度は衛星が4つ写っているのが見て取れると思う。
約2時間で、ガリレオ衛星が木星の周りをだいぶ公転したようなのである。特に、イオなどの比較的内側を回る衛星は、見かけ上の動きがとても速いのだ。


(出典:同上)

こちらの図でも、この時刻ではちゃんと4つ表示されている。こんな風に、まるで太陽の周りを地球などの惑星が公転するように、木星の周りを衛星たち(ガリレオ衛星の他にもまだ沢山ある)が常時回っているのだ。
これが何とも、可愛らしくも感じられる。ニコン P900で木星を徐々にズームしていくと、ある時点でポツリポツリと衛星の姿も見えて来る。おっ、今回はどんな位置で座っているのかなあ…と、僕は毎回これを楽しみに覗いているのだ。


さてさて、書こう書こうと思っていて、まだ書いていなかったことがひとつあった。期日が迫っているので、そろそろ書いておかなくては、間に合わなくなってしまう。

現在、「ベルリンフィル・デジタル・コンサートホール」では、「ベルリン・フィルの映像配信『デジタル・コンサートホール』の新シーズン豪華プログラム冊子と7日間お試しチケットを、応募者全員にもれなくプレゼント!」というキャンペーンを実施中なのだ。


(出典:「ベルリンフィル・デジタル・コンサートホール

このお試しチケットを使えば、新首席指揮者キリル・ペトレンコの演奏も、あと天才鬼才テオドール・クルレンツィスのベルリンフィルデビューも(もし配信されたら)観られるかも。ちなみに、このキャンペーンは2019年6月30日まで。お見逃しなく…!

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先日、図書館で借りたCD。シンセサイザーの巨匠、冨田勲氏による、バッハ曲集です。僕は、この中に収録されている、タルコフスキーの映画『惑星ソラリス』にインスパイアされた曲を目当てに聴いてみました。それ以外にも、アップテンポで楽しい曲など、バッハの意外な側面が楽しめるアルバムとなっています。あと、これはCD-ROMとしても使えるようになっていて、PCなどでファイルを開くと、冨田勲氏がご自身の仕事場を紹介している動画などを観ることも出来ます。これは嬉しいおまけ(?)ですね。それから、更に冨田氏が制作されたMIDIファイル(シンセサイザー用の楽譜データ)も一曲収録されていました。ライナーノーツには、このファイルを「自由に変化させて遊んでいただけたら幸いである」と書いてありました。僕も、これをちょっと弄って楽しんでみようかな、と思っています…。

冨田勲『バッハ・ファンタジー』
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