念願かなってiPad mini2が復活!嗚呼、バッテリーを気にせず使えるのがこんなに嬉しいなんて、なのだ…

お出かけ

早速、前回のつづき…。

彼此10年近くも使い続けているiPad mini2を池袋のショップにバッテリー交換のため、一晩預けた。うちの中でほぼ肌身離さず(?)使っている愛機を一時的に手放すのは、何とも名残惜しいような後ろ髪引かれるような思いであった。
思いがけず2日連続で同じ街に出向くことになり、時間的貧乏性(なのかな?)の僕は、この日も何か予定を入れることにした。たったひとつの用件のために出掛けるのはコスパもタイパも悪過ぎるからである。では、何処へ行くべきか?

そこで思い立ったのはプラネタリウムであった。池袋のプラネタリウムでは、僕が大ファンのKAGAYAさん制作のプログラムが目下のところ上映中だ。これを鑑賞してからiPad miniを受け取りに出向くのが良いと考えた。早速、サイトを調べる。
午後の丁度良い時刻に上映があった。そこで、見やすい席を予約。ちなみに、僕の経験上、プラネタリウムは普通、外周に最も近い、つまりなるべく外側の席が良いのである。ドーム状のスクリーンがぐるりと一望できるからである。そんな席を選んだ。

さて、当日。うちで急ぎ昼食を済ませ、電車に乗る。事故による遅れで急遽ルートを変えたり、乗換駅でホームを間違えたりと焦ったけれども、無事プラネタリウムのあるビルに到着した。しかし、ここからもまだ長い道のりがあることは予想できた。
エレベーターである。プラネタリウムへのアクセスはエスカレーターではなくエレベーターなのだ。果たせるかな、ここがボトルネックであった。フロアに伸びる長蛇の列に並び、最上階行きに乗り込むまで3台ほど待つこととなった。

でも思った通り、開演時刻の5分ほど前にはプラネタリウムに入ることが出来たのである。上映が始まってしまうと、たとえ予約済みでも入場できなくなってしまうようなので、これは良かった…と感じつつ柔らかいソファに身を沈めた。ほっ。

この日に鑑賞したのは「星の旅」シリーズの続編である。前作は都内にある別のプラネタリウムで鑑賞し、KAGAYAさんからサインを頂くことも出来た思い出のある作品だった。まさに百万回楽しめる作品だ。
今作もまた、前作に引けを取らない程の美麗な作品だったと思う。前半は主に、地球の様々な海の景色も見せてくれたのだけれども、イルカやウミガメなどの海洋生物の可愛らしい姿も、大変に美しく見て楽しむことが出来た。

そして、後半は土星の輪や木星の衛星、果ては太陽系を巡る彗星まで、それらが水と大きな関わりがあることを我々に教えてくれた。雄大な大宇宙の映像が、広がりと深みを感じさせる音楽と相まって非常に感動的であった。いつもながら大変に素晴らしい…。
是非ともまたKAGAYAさんに請い願いたいのは、これら「星の旅」シリーズの両作品を誰もが家で心ゆくまで楽しめるように、DVD化やBlu-ray化を実現して欲しいということなのである。どうかお願いします!KAGAYAさん。

心が洗われるままにプラネタリウムを観終わるや、僕は高層ビルのフロアから再び地上に降り、iPad miniを預けたショップへと向かった。街は前日と変わらず、多くの人で溢れているように見えた。春休みなのだろう、若い人たちが多いようだった。
ショップで名を告げると、すぐに僕のiPad miniが出てきた。前回訪問時と同じ男性店員が、ボタンを押してRetina液晶の画面を点灯させる。見慣れた画面が表示されるや僕は小さく「わあっ」と歓喜の声をあげていた。たやすく一発で点いたからである。

そのくらいに、バッテリー交換前のiPad miniは扱いが困難になっていた。いざ使おうとすると十中八九、空の電池マークがポツリと画面に描かれ、点くことを拒否していたものである。それが今やこの変わりようなのだ。これぞ生まれ変わったのだ!と思う程に。
あとは、店員さんが気がついたところを指摘してくれた。何せ古いデバイスなので叩けば出る埃はバッテリーだけではないのだ。でも全部、はいはい分かっていますよ…とばかりに僕は返答した。もう、電源が蘇った感慨だけでお腹いっぱいなのであるw

カードで支払いを済ませ、お礼を述べて僕は店を後にした。1万円でお釣りが来る金額だ。これでもう、いつバッテリーが落ちるのか等とハラハラしながら使わなくても良くなったのだ。うーん、安いものではないか!と、シミジミしながら雑踏に歩みを進めた。
それから、ふとタワーレコードに立ち寄りたくなってパルコのあるビルに入った。ただ気が向いただけなのだけれども、これが大当たりであった。店内で貰ったフリーマガジンの表紙が坂本龍一キョージュだったのである。


(写真左側、一緒に写っているのは僕が通う空手教室の会員証です…)

しかも、中を捲るとキョージュの記事の他に、先ごろ逝去したユキヒロさんのことも載っていた。あと、吉松隆氏やグレン・グールドなど、僕にとって興味深い記事が多かった。これまた嬉しい収穫である。

さて、帰宅したら一休みののちに空手の稽古へ出掛けるのだ。その前の腹ごしらえとして、お好み焼きを買って帰った。現在の僕は基本的に一日二食。しかし、空手に行くときにはこれだけではカロリーが保たないので、あと0.5食だけ加えることが多い。

そんなこんなで、iPad miniが復活(?)した喜びもあってか、いつも以上に飛んだり跳ねたりの稽古をこなしてきたのであった。こんな陽気な春の一日があるのもまた、良いものなのだろうなどと感じながら…。

……

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