久方ぶりに都内巡りをしたのだ。ニコン P900を携えて…

お出かけ

昨日から、GGG(グレン・グールド・ギャザリング)という、グレン・グールドを記念したイベントが都内で開催されている。キュレーターは、坂本龍一が務める。

僕は、木曜日が休みなので、以前からその日に行こうと考えていた。展示品を見学するほかに、カナダ大使館で上映される、安部公房の『砂の女』の映画も観るつもりだ。これは、グールドが生前愛好した日本映画らしい。ちなみに、脚本も安部公房で、音楽は武満徹。DVDが既に廃盤の、幻の作品なのである。

それは、午後の予定。午前中には、新宿で開催中の、坂本龍一の音楽展示会『設置音楽2』を見学に行く。そして、さらにその前には、朝から都庁の展望台で、ニコン P900の望遠を使って、まわりの風景を写真撮影してくることも考えている。
そう考えると、朝から晩まで、あちこちと巡り歩くための予定が詰まっているように見える。こんなに効率よく回れるだろうか?きっと、お昼を食べる時間もないかも知れない…。行く前から、そんな気がしていたのだ。

…というような予定を、本日決行したのだ。いつもの早朝の仕事を、有給休暇を使って休み、朝8時半くらいに家を出発して、帰宅したのは夜7時。10時間以上の旅程(?)であった。
P900は、こういった遠出には実に良い相棒であった。ただ、僕のミスで、今いち撮影が上手くいっていなかった部分があったけれども。でも、十分に楽しむことが出来たお出かけであった…。


トップの写真は、新宿都庁と、その下の公園。紅葉が綺麗だったので、ツインタワーと一緒に入れてみた。今日は一日中、雲ひとつない快晴で、その意味でも撮影日和だったのだ。
あと、紅葉だけ撮ったのが、下の写真。真下から煽るようにカメラを向けた。この他にも、色づいた葉をつけている木は幾つかあったけれども、この樹が特に紅かったのである。青空と対照的で、それが良く合っている。

都庁だけ撮った写真もあるよw こちらは、新宿駅の方から歩いて来たときに撮影したもの。この時間はまだ朝日を浴びて、建物全体が光っている感じがしたのだ。

そして、45階の展望台へ。都庁には、北展望台と南展望台があるのだけれども、結局、両方に行った。はじめに、北展望台へ行ったのだけれども、羽田空港が南展望台の向こう側にあって、北からは良く見えなかったので、南へ移動したのである。

まずは、展望台に上ったら定番だけれども、富士山。外国人の観光客や、中学生くらいの修学旅行の皆さんも、こぞって富士山を撮っていました。僕のこの写真は、P900の望遠で500mm相当のズームだ。(追記:左記を「200mm相当」に訂正します。500mm相当〜の富士山の写真は、次回の投稿に載せました)

何故、いつもの月や航空機の写真のときのように、1000mmや2000mm相当の写真を出さないのかというと、超望遠の写真がどうもボケ気味なのである。キレがないというか…。
これは、この日の午後になってから初めて気付いたのだけれども、いつの間にかP900の設定をMFにしてしまっていたのだ。痛恨のミスである。どうも、ここ数日、甘い写真が撮れることがあるなあ…と思っていたら、このMF設定のせいだったのだ。

MFに設定してあると言っても、ある程度まではAFが効いてくれるようなので、500mmくらいまでの望遠では、いつものようにキリッと撮れるのである。だから、今日まで尚更気付かなかったw
…とまあ、そんなわけなので、少なくとも都庁の展望台で撮った写真は、幾つかが甘いフォーカスとなっております。嗚呼せっかく行って来たのに…。

上は、もうひとつの定番、東京スカイツリーです。これも、500mm相当で。背景の空が余り青くないのが、僕としては少し不満。でも、仕方がないね。水平に撮るときは、大体そうなってしまうもの。

南展望台へ行ったら、有無を言わさずズームを効かせて、遠くに見えた羽田空港を撮った。そこから飛び立つ旅客機も。やはり、甘めの写真だけれども、ご容赦を。

海が光っているのは、午前中の陽の光が東京湾を反射しているからである。何だか、昔の金曜ロードショーのオープニング映像のような風情になってしまった…w

飛び立つ航空機も、たくさん撮影したけれども、いちばん良かったのは、これ。こういったアングルは、うちのベランダからでは決して撮れないのである。そのうち、空港にも撮りに行きたいと思っている。

こんな感じで、都庁の展望台には午前10時半過ぎくらいまでいた。11時からは、新宿の別の場所で、坂本龍一の『設置音楽2』を見ることにしているのだ。次は、そちらへ移動なのである…。(次回に、つづく)

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行き帰りの電車の中で読んだ本は、これ。10~20年くらい前の坂本龍一の語録集という感じ。最新刊の『龍一語彙 二〇一一年 ‐ 二〇一七年』は、ある意味において、この本の続きに当たるわけなのかなあ、という気がする。いずれも、ちょこちょこと拾い読みで進んでいけるのが便利な本。

『skmt 坂本龍一とは誰か』 (ちくま文庫)
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