今日、こたつを出した。ねこにとっては至福の日々の始まりなのだ…

ねこ

今日、こたつを出した。…といっても、こたつ本体は、テーブルとして一年中使っている。その上にこたつ布団をかける、というわけだ。

まずは、かみさんがクローゼットから、その布団を出してきて、ベランダで干すところから始まる。察しの良い(?)うちのねこは、もうその時点でそわそわするのである。布団の柄に、見覚えでもあるのだろうか?

その間に、僕は自転車で図書館へ行った。ふたつの市の図書館を廻るのだ。ひとつ目の図書館では、CDやDVDを8枚と、本を7冊ほど返した。それから、予約済みの本やCDを幾つか受け取るのである。
僕は、ネットなどを巡回していて、この本を読んでみようとか、このCDを聴いてみようとか思ったら、まずは県内図書館の蔵書を横断検索してくれるサイトで、所蔵の有る無しを調べる。

そこで、近場の図書館にあることが分かれば、その場で予約を入れてしまう。あとは、待つだけだ。もし無ければ、中古書籍や中古CD・DVD・Blu-rayの横断検索サイトで在庫を探す。価格が手頃であると判断すれば、注文を入れる。
もし、それが高いと判断すれば、購入を保留にする。そのうちに、オークションなどで出物があるかも知れないからだ。または、余程に必要であると考えれば、新品で買ってしまう。

…とまあ、大雑把に言えば、こんなパターンで、本を読んだり、CDを聴いたり、DVDやBlu-rayを観ている。つまり、第一に図書館で借りる、ということなのだ。だから、頻繁に取りに行くことになるのである。

ひとつ目の図書館の後、ちょっと寄り道をして、中古ショップへ行った。よくあるような、チェーン店である。店内には、楽器やオーディオなどの中古品が数多と並んでいる。この店には数年ぶりに来た。

ここでは、店内をひと通り見てまわり、LPレコードを漁った。クラシックやジャズで何か、面白い盤が無いだろうか、と思ったのである。この店では無いけれども、以前、息子の高校へ行った帰り道に、別の店でグールドのレコードを見つけたことがあるのだ。

バッハの『2声と3声のインヴェンション』である。確か、300円で買った。ジャケットも盤面も綺麗なもので、殆ど問題なく聴けた。演奏も、やはり素晴らしい。
こういった名盤が安く見つかることがあるので、中古レコード漁りはやめられないのだ。でも、今日は特に良いものは見当たらなかった。強いて言えば、YMOのファーストアルバムなどが1,000円くらいで置いてあったけれども、今回は食指が伸びなかったのである。

それから、別の市の図書館へ行き、DVDとBlu-rayを3枚返した。図書館にBlu-rayが置いてあるなんて、と多少珍しがって借りたのだけれども、内容は特に目新しいものではなかった。ある有名指揮者のプロモーション映像だったのである。
そこでは、池上彰さんと瀬戸内寂聴さんの対談の本の予約を入れていた。これは最新刊であるため、他の市の図書館では大人数の順番待ちとなっているところを、この市では2番目に僕のところへ回って来た。


『95歳まで生きるのは幸せですか?』

幾つかの市の図書館をいつも観察していると、それぞれの市に貸出の傾向のようなものが見えてきて興味深い。例えば、この市では、ノンフィクションの順番がまわって来やすいなとか、この市は児童文学の新刊がすぐに出ていってしまうなとか…である。
だから、僕は人気のある書き手の最新刊を借りようとするときには、敢えて地元の市では予約を入れないことがある。別の市の方が早くまわってくる(つまり、順番待ちの人数が少ない)のだ。

この池上彰さんと瀬戸内寂聴さんの本もそうであった。9月末の発行なので、図書館には多分、先月の半ば頃に入っただろう。池上さんの本なので、普通に考えれば競争率は高くなる筈である。でも、この市では、他の予約者が少なかったというわけだ。
この本と、坂本龍一の少し前の本一冊と、寅さんのDVD一枚を借りて、帰って来た。

家では、布団を干し終わり、こたつの準備に入っていた。正にこれが、うちのねこにとっては、一年でいちばん楽しみにしている日なのである。布団を用意している段階で、もうそわそわしていたw
トップの写真は、息子の横で早速、ねこがコタツにあたっているところ。顔がちょっとアホっぽく写ってしまった…。耳を立てて、キョトンとしている。

このあと、こたつの中に潜り込んだので、布団をめくり上げて、もう一枚撮ってみた。どうにか写ったようである。黒っぽい写真になってしまい、ご容赦を。

うちのねこにとって、こたつの中は、自分が王様のひとつの王国なのである。まるで、人間の足を常に監視しているかのようだ。うっかり足がねこに当たろうものなら、シャーと怒られること請け合いであるw
こうして数ヶ月、ねこにとっての至福の日々が、ここで送られるのであった。ちなみに、ねこはこたつ(の中)で丸くならない。むしろ、暖かさを全身で受け止めるべく、伸びるのが普通である。(上の写真では、まだスイッチを入れていないのだw)

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勝谷さんのこの本も、図書館に置いてありました。関東地方なので、兵庫知事選挙の本を入れるというのは、ちょっと珍しいかも。選定した方が、勝谷さんファン(または、配信メールの読者)だったのかな…。

勝谷誠彦 著『64万人の魂 兵庫知事選記』
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