そうか、ここ3日間は"連休"だったのか!? 僕は、早起きをして、仕事と天体の撮影に勤しむ日々だったのだ…

デジタルカメラ

トップの写真は、カステラ。文明堂である。かみさんの知り合いからの貰い物だ。一昨日、家族みんなで、この新年戌年のカステラをおやつに食べたのである。
僕は、4等分した中で、犬の部分を貰った。下の方にちゃんとザラメのついたカステラであった。大変、美味しゅうございました。プレゼントして下さった方、どうも有難うございます…。

丸っとした柴犬のような絵が、とても可愛らしい。先達てのクリスマスケーキに載っていた、サンタクロースの形の砂糖菓子もそうであったけれども、こういったものは、壊して食べてしまうのが何とも惜しいのである。
まだ息子が小さい頃だっただろうか、ケーキに載っていた、動物の形の砂糖菓子を、食べるのが可哀想だと言って残しておいたことがあった。すると、暫くしてカビが生えて、見るも無残なことになったw そんなこともあったのである…。

さて、世間一般(?)では、今日まで三連休だったらしい。僕は、全然そんなことがなかったので、むしろ知らなかったくらいなのだ…。今日なぞは、子供たちも、かみさんも、朝からやけにのんびりしていた。どうしたのかな?と思ったのであるw
中学校も、高校も、今日まで冬休みなのだ。そんな日でも、僕は普通に仕事がある。今朝も4時起きだった。早朝の仕事に行くときに、半月が朧で綺麗だったので、玄関を出たところで取って返して、ベランダで2種類だけ撮ることが出来た。

まず、引きで撮った朧状態の月から。引きと言っても、300mm相当くらいの望遠である。カメラは勿論、ニコン P900だ。今朝は、肉眼で見ても、このように雲に囲まれて薄ぼんやりとしていた月なのだった。

そして、同じ時に、3000mm相当くらいのズームで撮ったもの。朧であるように見えても、超望遠で見ると、いつもの月のように、こんなにクリアに写ってくれるのだから、実に不思議なものである…。
月は、撮れども撮れども飽きのこない、実にユニークな天体だ。欲を言えば、もうひとつくらいあったら、もーっと面白いのに…と思うことがある。そういえば、以前、『精霊の守り人』を読んでいたら、「ふたつ月」というシーンがあったっけなあ…。

上に書いたように、僕は今日までの3日間、毎日が仕事であった。早朝の仕事の方は、年末年始進行で忙しく、また塾の仕事は、冬期講習およびその後処理(テストの採点など)で忙しい。
まあそもそも、正月休みのあと、またこうして3日も休みになってしまって、世の人々は体や精神が鈍ってしまわないのだろうか?と思うのだけれども、それは余計な心配ですね(…別に心配はしておりませんがw)。

でも、先日の日曜日は、流石に早朝の仕事の方だけは、休みであった。だから、ゆっくり朝寝をすることが出来た筈なのである。それは、しようと思えば、ということなのだけれども、僕は結局、朝寝をしなかったのだ。
実は、この日の朝に狙っているものがあったのだ。天体の観測と撮影である。どうも、ここ数日、早朝の仕事の前、空を見上げて気になっているふたつの星があったのだ。やけに明るく、お互いに寄り添っている。

調べてみたところ、やはり惑星であった。木星と火星だ。このふたつの星の、見かけ上の距離が日々縮まっている。土曜日や日曜日あたりには、肉眼ではほぼ重なっているというくらいに接近したのだ。
そこを、狙って撮る。それが、先日の早起きの目的だった。早起きといっても、その日の起床は、午前5時過ぎ。いつもより1時間も遅い。僕にとっては、寝坊した…というくらいの起床時刻だw

下の写真は、星座表アプリで、夜空を再現したもの。こうして、てんびん座の中に、木星と火星が並んでいる。これが、何日も前から、南東の夜空によく見えて、ずっと気になっていたのだった。

起床後、朝5時半頃からカメラのセッティングを始める。ニコン P900には、天体撮影を行う際の設定方法について書かれたガイドブックがある。下の書籍が、それ。僕は、この本をKindleで見ながら、P900の設定を進めていった。


『驚異!デジカメだけで月面や土星の輪が撮れる—ニコンCOOLPIX P900天体撮影テクニック』

そして、三脚に据えたP900をベランダに出して、南東の方角にむける。幸いなことに、月は南西にあるので、その光の影響は少ない。ただ、日の出の時刻が迫りつつあるのだ。
急ぎP900のファインダーを覗いて、驚いた。木星の衛星がふたつも見えていたからだ(…僕は、木星を望遠で観るのは多分、今回が生まれて初めて)。

よく考えると、それほど驚くべきことではないのかも知れない。このとき僕が見た木星の衛星は、所謂ガリレオ衛星。ガリレオが、自作の20倍だったか30倍だったか、小さな望遠鏡を使って発見した衛星の内のふたつだったからだ。
僕は、P900のズームを、デジタル込みの最大限である8000mm相当(約330倍)まで引っ張っていた。ガリレオの10倍以上の倍率だ。そこで、シャッタースピードなどを調節しながら何枚か撮影。

どんどん空が明るくなってきたので、やや焦る。もう少し早く起きて準備すべきだっただろうか…。そんな中で撮ったのが、下の写真。なるべくブレていない写真を選んだけれども、写真右下の火星がやや流れてしまっているかも。

火星は右下、木星は左上に、写っている。更に、木星の右上には、薄い光がふたつ見て取れる。これらが木星の衛星。多分、カリストとガニメデ(またはエウロパあたり)なのだろうと思う。
このようにして、同じ構図の中に木星と火星が一度に収まる機会は、今後暫くないだろう。且つ、ガリレオ衛星がふたつも写ってくれて、僕にとっては良かった。まあ、日曜日に多少早く起きた甲斐があったというものであるw

あと、このあと、ついでに月も撮っておいた。せっかく出ていたのに、撮らずに戻るのは、忍びなく感じたのである。上に載せた半月の、1日前の状態だ。それに比べると、やや膨らみがある。

…というわけで、仕事に天体撮影に早起きで忙しかった、3日間でありました。あっ、当然のことながら、本日も、これから仕事です…。では、行って参ります。

…..

タイトルとURLをコピーしました