空手道の「突き」を鍛えるために僕が用意したものは、これ。しばらく使っていなかったものを再利用してみたのだ…

動画

トップの写真は、おとといの夜明け前に撮影した東天の様子。
最近は、朝も4時半になれば周囲はすっかり明るい。さて、この写真の中に月が写っているのだけれども、何処にあるのかお分かりになりますかな?

ちょうど中央付近に薄っすらと見えるのである。日の出間近なので、うっかりすると見失ってしまうくらいなのであった。そこで、ニコン P900の超ズームを使って撮影したのが下の写真。新月の2〜3日くらい前の虧月であった。


さてさて、僕は日々、空手の稽古に精進している。それは、週2回通っている空手教室であったり、自室での練習(自主練)であったりなのだ。うちでは専ら、毎朝の筋肉トレーニングや肩の練習、そして下半身のストレッチ類である。

前回の投稿で、拳サポーター(略して拳サポ)という空手用のグローブを購入したということを書いた。教室での組手練習のためなのだけれども、自室での練習にも利用しなければと思い立ったのである。
ただ手にはめて、空を切るようにして突きの練習に励んでも良いのだけれども、やはり何か拳を当てるものがあった方が一層身が入るだろうと考えた。例えば、サンドバッグのようなものである。

そこで、ネットを利用してサンドバッグについて色々と調べてみたのである。すると、主に3種類があることが分かった。天井などから直接吊るタイプと、専用のスタンドを自立させ吊り下げて使うタイプだ。
あとは、空気を入れて使うタイプもある。これも自立式だ。この場合、砂を詰めるわけではないので、英語でいうところのpunching bagという表現が適切になるかも知れない。ちなみに、英語でのsandbagは砂袋とか土嚢とかいう意味なのである。

いずれのタイプを用いるにしても、相応の強度がある天井や自立させるためのスペースが必要なのだ。自室には既に腹筋運動用の傾斜ベンチ等が置いてあるので、もうそんなに大きなスペースが空いていない。形を練習するための空間も必要だし。
さてどうしたものか…と考えた。いっそ、コーヒー豆が入っていた麻袋のようなものを何処かから調達して、それに土を詰めて庭に置き、サンドバッグの代わりにしようか?などとも考えた。あと材木でスタンド(柱)を自作して、そこに縛り付けて立てておくとか。

色々と思案しているうちに、ハタ!と思いついたことがあった。僕は5年前に、仕事場の塾の慰労会で行われたビンゴ大会で貰ったエアーベッドがある。ずっと愛用し続けてきたにもかかわらず、最近は余り使っていなかった。
数年使用し続けているうちに、所々の継ぎ目から空気漏れが発生し、その都度修理していたのだけれども、段々と追いつかなくなってきたのである。こちらの穴を塞げば、今度はあちらから空気が漏れ始め…といった具合なのである。

それでも愛着があるので捨てずにおき、部屋の片隅に畳んで放置していた。このエアーベッドを空気式のパンチングバッグとして謂わば再利用しようと考えたのである。早速、ある程度の修理を再度施し、空気を入れて部屋の窓際に立ててみた。
ベッドなので、当然ながら高さは身長をやや上回る。幅も人ひとり分より大きめだ。おお、これは良い!と思った。相手に不足はないといった感じであるw 拳サポを付け、試しに両拳を構えてワンツーの調子で打撃を加えてみると、感触もまた丁度良い。

上の写真のように、エアーベッドには、円い印のような型が幾つも付いている。これを目標物にして突きを繰り出せば、その正確さを養うための練習にもなるといった具合だ。勿論、そんなことは考えずにただ只管に叩くのも良いだろう。

ひとつだけ問題があるとするならば、これは単に立て掛けてあるだけなので、横蹴りを行うとエアーベッドがそのまま側方へ飛んで行ってしまうということだw そのうち何かで軽く固定する方法を考えてみようと思っている。
それ以外は極めて快適である。全ての穴を完全に塞いであるわけではないので、時間が経つと徐々にクニャッとしてきてしまう。その際には、スイッチを入れて再び空気を入れれば大丈夫だ。そして、また叩き続ける。

まあ5分もやり続けないうちに息が切れてきて、実に良い運動になる。気分も爽快だw あと、松濤館流の空手道特有の、素早い前進とワンツースリーでの突き、そして後退という打撃法も実行してみた。そんな風に、様々な練習を試してみることが出来るのだ。

いやあ、いまの僕には、これで十分だな。エアーベッドを再利用したパンチングバッグである。結局、空気を叩いているのと一緒なので、拳サポを付けなくてもパンチの練習になるだろう。手を傷める心配も特になさそうだ。我ながら名案だったと思っている。


さて、あともうひとつ。
最近、空手系のYouTube動画で、腹打ちという練習法を見た。誰かに自分の腹(腹筋の部分)を何度もパンチして貰って鍛えるというアレのことである。

これは良い!と思って後日、早朝の仕事場で元プロボクサー(今は少林寺拳法の師範)という人にやって貰った。その際、「軽くお願いね」と言っておいたのに、パンチがズシッと実に重く入ってくる。
それで、僕が「ちょっと手加減して下さいよー」と言うと、その人は「してるよー」と言うのであったw 確かに、割とゆっくりと打って貰ってはいるのだけれども、強烈なのである。流石にプロのパンチは違うな、と感じた。

それで、自分で腹打ち用に更に腹筋を鍛えつつ、その人に頼んだ方が良いかもと思ったので、最近はうちに帰ってから筋トレの時間に自分で5kgのウェイトを腹の上にドスンドスン落として、腹打ちのための予備の稽古もしている。(ちなみに痛くもなんともないw)
これもまた強烈ではあるのだけれども、プロのパンチ力よりは幾分マシというか、良い練習になっている。これで腹筋を更に強化してから、また腹打ちをお願いしようと思う。その一方で、僕も上述のようにパンチ力そのものもまた鍛えていくというわけなのだ…。


(腹打ちの一例として。その箇所から動画が始まるように設定してあります)

……
上のサンドバッグに関する説明の中で述べた、空気を入れて使う自立式タイプとは、下のリンク先のようなものです。だいぶ以前にスポーツクラブへ行った際、空いた部屋の真ん中にこういったパンチングバッグの大型のものが置いてあって、自由に叩けるようになっていました。このときに試してみた印象で、叩きやすいという記憶があったので今回、購入検討の候補に入れたのです。しかし、空気を叩くのならば上に書いた通り、結局エアーベッドで十分だろうということになりました。今回は購入までには至りませんでしたが、もし子供がまだ小さかったら、玩具としての用途も兼ねて買っていたかも知れませんね…。

「サンドバッグ 【現役プロボクサー監修】自宅用 ボクシング パンチングマシーン 自立型 子供 大人 エアポンプ付き Lananplus」
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