広大な畑の前で、夕暮れと富士山を撮ったのだ…(その1)

お出かけ

前回は、お正月3日の日に野良ねこがいた場所を再訪したときのことを書いた。たくさんのねこが出てきて驚いたのだった。

そのあと、僕は再び自転車に乗り、そのむこうにある、富士山が良く見える場所へと向かった。日没の時刻は近付きつつある。太陽が落ちる前に、撮影を開始しようと考えていた。
その場所は、眼前に広大な畑が広がっている。富士山の方角には、そばに建物が殆ど建っていないので、実に見晴らしが良い。ただ、畑の中に藪が幾つか散点しているので、それらを避けて位置決めをする必要があった。

まず、少々離れたところにある藪(…というか林)に隠れるようにして落ちていく太陽を撮った。それが、トップの写真。このとき、ニコン P900の撮影モードは、いつも使用しているPモードのままである。

暫くして、もう少しズームを効かせて撮ったのが、上の写真だ。僕は、このPモードを使うことが多い。航空機や月がいつでもすぐ撮れるよう、AFの設定を遠景で固定してある等の理由がある。こうした風景も遠景なので、そのままPモードで撮り始めた。

今回は、勿論、「トワイライト撮影モード」も試してみるつもりだ。ただ、太陽がまだ顏を出している内は早いと思った。そこで、「夕焼け撮影モード」でも何枚か撮影してみたけれども、Pモードで撮ったときとどう違うのか、実のところ余りよく分からなかったw
そのようにして、時折撮影モードを切り替えながら撮っていったのだけれども、あとで実に面白い効果が現れた写真があったのだ。それについては、また後で…。

上の写真は、少々場所を変えて、その広大な畑を構図に入れて撮ってみたもの。手前に幾つかビニールハウスがある。僕のiPad mini2では、このビニールハウスが夕陽で赤く染まって見えるのだ。
しかし、手元にあるノートPC(Windows7機)で見ると、iPad mini2で見る程には、ビニールハウスが赤く見えない、ということにあとで気づいた。写真の明るさや色味がだいぶ異なって表示されるのである。

これに限らず、他の(これまでの)多くの写真についてもそうであった。具体的には、グラデーションの色の変化がかなり異なっていたり、粗く見えたりなど。うーん、これは由々しき問題である…。
そこで、仕方がないので、iPad mini2で見た感じとなるべく近付けるよう、iOS版のフォトショップアプリ(Photoshop Fix)を使って、露光量、色温度などを少々調整することにしたのである。手間が増えるけれども、止むを得まい…。

これと似たようなことは、音楽の世界でも十分に起こっていて、そのために例えば、楽曲の制作中は、幾つかのスピーカーで聴いたり、ヘッドホンで聴いたりしながら、音響面での調整をしていくものなのだ。
その光景を僕は、レコード会社や楽器メーカーのレコーディングスタジオで見たことがある。僕も曲作りのときには、普段はヘッドホンを使うのだけれども、たまに大きなスピーカーで鳴らして、そちらの聞こえ具合も確認するようにしている。

そのようにして、様々な環境で再生されることを前提で、ものづくりは行われていく。きっと、写真も同様なのだ。みんながみんな、iPadやiPhoneのRetina液晶で見るわけではないのだ。PCのモニターでご覧になる方も、多数いらっしゃるであろう。
しかしながら、完全に近付けるところまで詰められるわけではない。どうしても、両者を折衷したような位置で調整を止めておくことになってしまう。そこが何とも隔靴掻痒なのだけれども…。

さて、陽が徐々に落ちてきて、太陽は藪の向こうへと見えなくなりつつあった。遥か遠くに、マンションらしき建物が、一棟だけ見える。うーん、どうもこれが邪魔なのだw これがなければなあ…と撮りながらずっと感じていた。

でも、季節が変われば、日没の位置も変わる。きっと、富士山の真上に太陽が沈むという日も、一年の中でひょっとしたらあるのかも知れない。そんな時を、期待していよう…。

こうして、陽が落ちた後は、いよいよトワイライト撮影モードの出番である。僕にとっては、ここからが本番のようなものだ。先達て初めてこのモードを使って、夕暮れの富士山を撮ったときのように、ここでも勿論試してみる。
そこで、撮影したのが、下の写真。縦の構図で挑戦してみた。前回は、縦の構図では、上の方の青色が余り出なかったのだけれども、今回はやや広角気味にして、青い部分まで十分に入るように撮影した。

これも、上述のフォトショップで色味を調整して折衷させている。でも、殆どP900撮影時と変わりがないようにも思える。まあ流石の、トワイライト撮影モードだ。上から下までグラデーションが良く出ている。多分、今迄でいちばんよく色が出ているのかも。

しかし、向こうに見える四角いマンションが、どうにも邪魔であるなあ…w 建ってしまっているものは仕方がないのだけれども、この日は生憎と丁度、この建物がある位置に太陽が沈んでいったのだった。

さてさて、この後も、富士山を中心にして、撮影を続けていった。トワイライト撮影モードのみならず、幾つか切り替えながらである。すると、夕暮れの富士山が実に色々な姿で写ってくれたのだった…。(次回に、つづく)

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今日は、いよいよ、平成29年下半期 第158回芥川龍之介賞、直木三十五賞が発表されます。僕の一押し、『銀河鉄道の父』が見事受賞となるや否や? 待ち遠しいのですが、今夜、僕は仕事があるので、確認するのが遅くなりそうです…。

門井 慶喜 著『銀河鉄道の父』
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