雲の塊が浮かぶこんな青空に、種子は芽吹き、僕は野菜を干す。うさぎのおやつにするためなのだ…

うさぎ

ここ暫く、早朝の仕事は車で行っていた。気温がとても低く寒いのと、帰り道のFM放送でクラシックを聴くのが楽しみだったからだ。

でも、今朝は、ちょっと久し振りに自転車だったのである。上着を着ずに行ったのだけれども、行き帰りとも、走り出しは肌寒いように感じられた。
しかし、2~3分も経つと、身体が温まってくる。春の空気の中を颯爽と走るのは、実に心地好い。これで、花粉さえなければ、最高なのだけれども…。

帰り道は、東から南にかけての彼方に、如何にも肉感的な力強い形をした雲の塊を見た。入道雲という程ではない。まだ、そんな季節ではないだろう。でも、地上から舞い上がった水蒸気を固めたような、白くも灰色がかった雲だった。
陽もあまり高くなく、空はまだ青くない。全体として、そこはモノトーンの風景で、良い絵になっていた。帰宅してから写真に収めようと思うも、うちからは東に電線や民家が余りにも多く、撮るのを断念した。

昼を過ぎて、改めて天を見上げると、朝に見かけたような雲の塊が、青く澄んだ空の其処彼処に散らばっていた。陽を塞ぐほど多くはないので、本日は気持ちの良い晴天となっている。
ニコン P900を取り出して、太陽を片隅に構図を取ってみた。トップの写真である。厚くも小さな雲の塊が、その横に控え、強い陽光に輪郭が縁取られている。

うちの近所の桜並木は、目下のところ、2分咲きといったところだろうか。まだまだ蕾が多い。ところが、早朝の仕事の帰り道、隣市の別の桜並木を走っていると、そこはもう6分咲きくらいであることに、やや驚く。
いや、樹によっては殆ど満開ではないか、というものも幾つかあった。さて、ソメイヨシノは皆、同一のDNAである筈なのに、何故これ程にばらつきがあるのだろう?近場なので、天候などの有意な差は無いだろうと思う。興味深いことだ。

まあでも、この辺りで既にそのような見頃となった樹があるという訳なので、明日にでも是非、P900を携えて写真を撮りに行ってみようか、と思っている。

上の写真は、先達て種蒔きをした、ねこ草のプランター。益々多くの芽が出てきた。ねこ草と言っても、今回はうさぎのおやつにするために育てている。うさぎの好物でもあるのだ。
あと、他にもパセリ、ミニキャロット、小かぶの種を蒔いてある。その中でも、小かぶが良く芽吹いている。ちょっと束のようになって出てきてしまったので、あとで間引きをするのが面倒になりそうだw

一方で、僕はセロリを切って、天日に干す。これも、うさぎのおやつにするのだ。うさぎの飼い方の本を見ると、セロリもうさぎの好物、と書いてあった。それで、先日スーパーに行った際に、買っておいたのである。
主に葉の部分を干しているけれども、茎も好物のようだ。試しに、干す前の茎を与えてみると、早速手にとってシャリシャリと小気味良い音を立てて齧っていた。

まあ、そんなに好きならばわざわざ干さなくても良いような気がするのだけれども、うさぎの飼育の際には、野菜や果物の水分量に気をつけなければならないようなので、敢えてこうしている。あと、干したものの方が、味が濃くなって一層旨いようなのだ。


さて、先達ての夜、午後10時過ぎだっただろうか。雨天の晩の上空で、航空機の物凄いジェット音が聞こえたのである。そこで、すぐに「フライトレーダー24」で機種を確認してみた。
下が、そのスクリーンショットの一部。何ともずんぐりむっくりしたような、面白い形をした機体の写真が載っていた。一体、これは何だろう?

少し調べてみたところ、これは、ボーイング747ドリームリフターという、世界に4機しかないと言われている、超大型(多分、世界最大の)ジェット機だったのである。
英語版のWikipediaには、ボーイング787のコンポーネント(構成部品)を運ぶためだけに使われる、とある。つまり、飛行機を運ぶための飛行機なのだ。道理で、デカいw

いやあ、こんな珍しいもの、なんで昼間に飛んでくれないんだ…。あんな雨天の夜間じゃあ、どうやっても撮れないではないか…。また、その内に飛んで来ないかなあ…と、しみじみ感じながら、遠くなる轟音を聞き入ったのだった。

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