青い空に雲が良く映える休日。図書館で読書に勤しみ、不思議な像を眺めるのだ…

お出かけ

日曜日は、朝から爽やかな気候だった。気温は高すぎず、湿度も低く感じられる。NHK-FMでは、カーペンターズの特集を25分間放送していた。こんな日には、まさに、ぴったりの音楽だった。

空は、上層雲と下層雲の入り混じったような景色。雲が、上空の風によく流れていく。下を眺めると、ミントの草むらでは、ヒョウモンチョウが今日も蜜を吸いに来ていた。風に揺れながら、羽を休めていたようである…。


さて、前回の投稿で誤って書いた事柄があったので、ひとつ訂正をば。ショパンのノクターンに関して、曲名を間違えていたのだ。そちらの方では、既に訂正済みだけれども、こちらでも改めて記しておきたいと思う。

投稿時には、あのオルゴールの時計から流れてくる曲を、『ノクターン 第9番の2』と書いた。実際には、そう表記するのではなくて、『ノクターン 第2番 作品9の2』としておくのが正しいようである。
僕の中では、この9と2の組み合わせであることは記憶されていたのだけれども、実際に書くときに間違えてしまった。あとで、ファジル・サイの動画を追加して貼ったときに気づいたのである。どうも、すいません。

お詫びといっては何なのですけれども、この曲の動画をもうひとつ貼っておきたいと思う。ピアノの魔女こと、ヴァレンティーナ・リシッツァによる演奏である。鍵盤の上に指を大きく這わせるようにして弾く、いつもの流麗な演奏。こちらも、実に素晴らしい…。


さてさて、日曜日は午後から、娘と一緒にちょっと離れた場所にある図書館へ。テスト勉強をしたいと言うので、車で連れて行ったのである。
僕は、この図書館へたまに行くのだけれども、今回はやや久し振りである。小さな市にあるため、そのせいか利用者が比較的少ない。きっと、自習室にも空いた席があるだろう、と考えたのだ。

娘は午前中、別の大きな図書館へ行った。利用者の物凄く多いところである。すると、席が取れなかった…と言って、案の定すぐに帰って来たのである。
そこで、僕は、図書館で勉強をするならば、穴場みたいな場所を狙わないと座れないよ…と、くだんの図書館へ連れて行ったというわけである。

実際に行ってみると、その小さな図書館でも、自習室の席はほぼ一杯のように見えた。しかし、前の方に、ひとつだけ空いていたのだ。娘は、そこに座って勉強を始めた。
それから、僕は雑誌閲覧コーナーへ行った。持参したラジオにイヤホンを繋ぎ、バッグからその線だけを取り出す。そして、片耳だけでNHK-FMを聴いた。毎週欠かさず聴いている、クラシック音楽の番組を聴くためである。

テーブルで、代わる代わる幾つかの雑誌を眺めながら、番組を聴く。はじめに手に取ったのは、『天文ガイド』だった。読者投稿の見事な天体写真を見たり、今月の天体ショーの情報などをチェックしたりした。
今月は、28日が満月である。加えて、その夜明け前に、西の空で月食が起きるのだ。僕はもう、観測と撮影の予定を入れてあるのだけれども、誌面に載っている予想図などを見ながら、改めて撮影場所の検討を頭の中で行った。

ちょっと遠くなるけれども、富士山をバックにした方が良いだろうか?そうなると、午前3時起きである。それとも、近場にしておこうか?そちらでは眺めがやや劣るけれども、起床時刻は午前4時前くらいで良いだろう。はて、さて、どちらにすべきか…?
その後は、『音楽の友』『キネマ旬報』などを手に取った。そして、最後は『文藝春秋』である。都知事の学歴に関する、あの記事を一気呵成に読んだ。告発者はなかなかの記憶の持ち主である。実に、読み応えがあったと思う。

そんなこんなで、FMのクラシック番組も終わり、僕も雑誌の読書をやめた。少し外に出て、景色でも眺めてみよう。実は、バッグの中に、ニコン P900も持参していたのである。
おもてを少し散策すると、図書館の中庭に、小さな像が置いてあることに気づいた。小鬼だろうか、裸の子供のような姿で4体いる。下の一枚は、最後尾の一体。

それぞれの小鬼が、前にいる者を追い掛けているという具合に並んでいる。走っているようなポーズを取っているのだ。下の写真は、真ん中に位置する二体である。

それで、4体の内の先頭の像も、これと同じような形をしているのか…と言うと、さにあらず。よく見ると、その像だけ、上半身から先がないのである。僕は、正面から見たときには、上半身の部分が破損して無くなってしまったように思った。
嗚呼、オブジェなどの破損がここでも起きてしまったのだなあ…僕は当初、そう感じて見ていた。幾つかのパーツを組み合わせて作ってあるであろう、この像の、上半身のそれらだけが取られてしまったのだ。そう考えた。

しかし、真横から見ると、全くそうではなかったのである。意図的にすっぱりと真っ直ぐに切れていたのだ。つまり、誰かに壊されたのではなくて、制作当初から、この一体だけはこの形だったのであろう。

上の写真は、先頭の一体を真横から見たところ。きっと、走った挙句に、こうして別の世界に消えて行った…そんなコンセプトなのだろうか?何とも、不思議な主題の作品である。これは、なかなか興味深いと思う…。

この後、閉館時間の少し前に、娘は勉強を終え、僕たちは家路についた。帰りは、自転車でも十分走れる道を選んだのだけれども、娘はルートを覚えることが出来ただろうか?
陽は西に傾きつつある。その光は、雲に遮られ、背後から眩しく漏れ出ていた。今週もきっと、暑い日が続くのだろう。そう予感させる夕方の景色であった…。

……
大学入試の過去問題集、所謂「赤本」が発売になりました。受験生にとっては、この暑い夏が勝負を決するときと言っても過言ではないでしょう。赤本は以前、過去7年分が収められていたのですが、いつのときからか、(大学によっては)6年分の収録になっていました。あと、問題部分が別冊となり、本体は解答と解説のページ、という具合に構成も変わっています。これも、知らなかった…。なるほど、この方が利便性が高いのかも知れないなあ。

『東京工業大学 (2019年版大学入試シリーズ)』
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