急遽、洗面所の水漏れを直すことにしたのだ…

その他

きのうの朝のことである。娘とかみさんが、2階の洗面台で水漏れが起きていると騒いでいた。流しの下の収納がいつの間にか、すっかりと濡れていたのだ。
かみさんは、水道屋を呼ぶー、と言うのだけれども、まあ待てとなだめる僕w 朝ごはんも食べずに、寝ぼけ眼のまま早速、調べてみた。

何処から流れてきた水かと思って辿ってみると、シャワー水栓からだと分かった。上の写真の赤丸が、その水漏れの箇所である。水道の使用時にそこから漏れた水がジャバラホースを伝って、流しの下までチョロチョロと滴っていたのだ。

取り敢えず、シャワー部分を分解し、中のパッキンを交換してみた。1階にも全く同じシャワー水栓があるので、そこから外してきたものを当てがう。でも水漏れは止まらない。よく調べると、パッキンではなくホースの先端部分からだったのである。

それが、上の写真の矢印あたりである(この撮影時には水を流していない)。先端部までは分解できないので(多分はめ殺し仕様だろう)、この日の作業はここまで。
この日は、生憎と歯医者や都内の会社に行く日だったのである。時間がなかったのだ。翌日、ホース交換を行うことにした。

そして、きょう。作業の続きを行なった。事前にネットで軽く調べておいた通り、まず流しの下にあるオレンジ色のスライドをずらしてホースを水道管から外す。上の写真で丸く囲ったのが、そのスライド部があるアタッチメント。

更に、銀色のホースからプラスチック製のアタッチメントを外した。これには道具が必要。プライヤーを2個使った(多分、大きめのペンチでも代用できるだろう)。下は、外した後の状態。

あとは、上から引っ張ってホースを引き抜けば良い。1階でも全く同じ要領で外す。それから、逆の手順で取り付けて元通りにするだけである。


(ホースを引き抜いた後の状態)

再びアタッチメントを取り付ける際には、父方の祖父が遺した道具箱から、防水用の白いテープを出してきて巻いた。
このテープのリールには祖父の字で「水道用として使うこと云々」と書かれている。彼此20年以上前に亡くなった祖父は、何でも作り修理できる実に器用な人だったのだ。

さて、2階の洗面台はこれですっかり直った。一方で、1階のホースは水漏れを起こすので、そちらはいつか新しいものを買って交換しよう。でも、1階では水道を滅多に使わないので、当分はこれで大丈夫だ。まあ、気が向いたら、そのうちに交換作業をやろうか…。

上のように、流しの下には元々水受けの容器が付いている。でも念のため、あとで水受けの器をもうひとつ横に置いた。マーガリンの空き容器だけれどもw

それから、濡れたところをよく拭いて乾かした。きのうもドライヤーを突っ込んで流しの下の下まで乾燥させておいたのだ。あとからカビなんぞが生えてこないように…。

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下は、最近DVDを借りて観た映画。2017年にノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ原作の『わたしを離さないで』です。幼い頃より臓器移植のドナーとなるべく育って生きていくことを運命づけられたクローン人間の男女の物語。
自分の体から少しずつ器官が奪われ弱っていきながらも、なお生きなくてはならない過酷な運命とそれを見つめ続ける主人公の姿に切なさを禁じ得ません。(ここまでならばネタバレにならないでしょう…)この作品も、前回ご紹介した『映画秘宝ムック 新世紀SF映画100』を読んだことが観るきっかけとなりました。
この作品の原題『Never Let Me Go』の”go”という単語には、実は「死ぬ」という意味もあります。従って「わたしを決して死なせないで」とも解釈できるわけです。これは物語の登場人物ひとりひとりの心からの叫びでもありましょう。
また、カズオ・イシグロ原作の映画には他に、アンソニー・ホプキンス主演の『日の名残り』もあります。いずれも、英国の伝統的で格式のある雰囲気を湛えた画面と演出が妙味となっていて、とても見応えのある映画作品となっていますね…。

『わたしを離さないで』 [AmazonDVDコレクション]
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