小さな石の思い出と、懐かしい色を発する電子パッドと、夏のあいだの飲み物と…

その他

いま、僕の手元には小さなひとつの石がある。長年ずっと手放さずに取ってあるのだ。
色は、透明な薄い黄緑色だけれども、茶色っぽく濁っている部分がある。全体的に細長い台形を立体にしたような形で、長辺は8cm程だろうか。

前回の投稿で、小曽根真氏の演奏会のパンフレットを撮影する際に、ページを抑えるためにこの石をふと使ってみた。このとき、初めて写真に写ったのだ。嗚呼、こんな使い方が出来るのだな、と僕は気づいた。今後も撮影時に時折活用していこうと思う。

この石は、僕が2年間だけ通った学校の担任の先生から貰った。小学生の低学年の頃だ。転校が決まったあと家に訪ねて来て、玄関で応対した母に「記念にこれをどうぞ。文鎮としてお使い下さい」と言って手渡してくれたのだった。夏の日だった。
その横で話を聞いていた僕は、あとで母に「ブンチンってなあに?」と訊いたのを覚えている。「習字のときに紙を押さえるための物よ」と答えてくれた。だから、書き初めのときなどに、銀色の文鎮と一緒に置いて使ったものだ。

何年前だったか、実家に帰省した際にふと見つけて、このうちに持ち帰って来た。
特に際立って美しいわけでもなく、何か特徴があるわけでもないのだけれども、全体的に角が取れたような丸みを帯びていて、手に心地好い。きっと、多年に渡って河川の中を転がってきたのだろう。

先生は多分、釣りが趣味だったのかも知れない。きっと、なかなか釣れないときには、川の中に入って何か好きな石を見つけては拾っていたのだ。
そんな先生の背格好は今も朧に記憶しているけれども、名前はもうすっかり忘れてしまった。そういえば、最後の日に校舎の前で写真も撮ってくれた。

僕の両親よりは歳が上だったと思うので、今は80過ぎか90か。お元気に生きておられるだろうか。この石には、そんな風に僕の小学生の頃の出来事が、短い断片として幾つか刻み込まれている。もう40年以上も前の記憶である…。


先達て、暑くなりつつある季節の飲み物として、Amazonでラムネを1ケース買った(後述)。そして、そのついでに(?)電子パッドなるものをポチっておいたのだ。
先月オンラインで開催された講演会の中で、とある有名英語教師の方がこういったものをちょっと使っておられて、僕は初めて知ったのだった。この手の電子パッドは、だいぶ以前から存在していたようだけれども。

では早速、開封の儀をば。付属品は、スタイラスペン(本体にはめ込み収納)、各言語で記載されたマニュアル(日本語も一応ある)、細長いストラップのようなもの、裏面に貼って使うマグネット片、といったところ。
僕は、息子がDSで使っていたスタイラスペンを使おうかと思った。はめ込み式のものを取ったり付けたりが、ちょっと面倒に感じるからだ。ちなみに、画面は感圧式なので、爪の先でも書くことが出来る。

一見したところでは、iPadやKindleなどのタブレットによく似ている。でも、それよりは遥かに薄くて軽い。本体は100gにも満たないだろうと思う。
こういった電子パッドは、大きさが手のひらサイズの小さなタイプから、大きなタブレットサイズまで、色々とあるらしい。僕が今回購入したのは、iPad miniくらいの大きさのものである。お値段は1300円ほどだった。

画面に何かを書くと、下のように、昔懐かしいグリーンCRTに近い色で線が映る。レトロな味わいのある色彩だと思った。僕は、とにかくこの緑っぽい色味が気に入ったのである。


(ちょっと、色々と落書きw)

そして、おもて面にあるゴミ箱ボタンを押すと、書いたものが全部消えて、また真っ黒の画面に戻る。電源として裏面にボタン電池が一個入っているけれども、この消去時にしか電力を消費しない仕組みなのだそうだ。
僕はこの電子パッドを英語学習における様々なメモに活用しようと考えて買った。ときあたかも、英検1級の英作文(240ワードの英文エッセイ)の練習をしているところなので、筆記用具が必要だったのである。これならば、楽しく勉強できるだろう。

例えば上のように、英検1級エッセイ対策の本に載っている例文を電子パッドに書き写す。あとは、ネイティブスピーカーの音声にあわせて何度も音読してみるのだ。この本には、50ワードくらいの例文が200以上も載っているので、次々にこなしていかなければならない。

こうして、書いては読んで消す、を只管に繰り返すのである。勉強を中断するときには、薄くて軽量の電子パッドを栞がわりに本の間に挟んでおくことも出来るというわけである。

……
さて、僕は夏が近づくと、例年は三ツ矢サイダーの250ml缶を箱買いしておくのですが、今年は趣向を変えて、サイダーにしてみました。理由は、こちらの方が少々安いからです。以前であれば、三ツ矢サイダーも、このラムネと同じくらいの値段だったと記憶しているのですが、最近は幾分高くなったように思います。まあ、喉越しの炭酸が楽しめればいいので、僕はサイダーでもラムネでも構わないですね。しかし、実際にこの「ラムネオー」を冷やして飲んでみたところ、意外と炭酸が強く、三ツ矢サイダーよりもシュワーっとした感じが大きかったです。その分だけ、一層爽快感があって良いかも、と思っています。味もサッパリしていて、気に入っていますね。今夏は、このラムネで乗り切っていくのだw(…と書きつつ、いまAmazonのリンク先を覗いてみたら、このラムネオーが三ツ矢サイダーと同じくらいの値段にもう上がっていました。ショック…)

「サンガリア ラムネオー 250g缶×30本」
……

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