うさぎ用にワイヤーラックを組み立てた。片付けをしていると、おやこんなモノが出て来たぞ…

うさぎ

うさぎの段ボール箱は、娘の部屋の、ピアノの前に置いてある。うさぎを拾って来たときに、そこしか空いている場所が無かったのだ。
でも、娘はもうすぐ高校生活が始まる。様々なものが今後、増えていくだろう。教科書などの教材や、部活動の物品などなど。うさぎの箱がちょっと邪魔になってくるかも知れない。

そう考えて、廊下の片隅に場所を作り、そこにワイヤーラックを設置することにした。元々、靴箱やらナニやら、雑多なものが置いてある。この際、整理してスッキリさせよう、というわけだ。
午後、Amazonでポチっておいたラックが届いた。皆が出払っている内に、作業を一気に終わらせてしまおう。綺麗に片付いたところを見れば、きっとビックリするぞw

今回購入したのは、幅75cm x 奥行き35cmくらいの5段ラック。設置できるスペースが幅85cmだったので、90cmのタイプは残念ながら見送った。そこで、ワンランク下げて、これに決めた。


「メタルラック 防サビ 幅74.5×奥行34.5×高さ155cm キャスター・固定脚付属」

さて、早速これを組み立てる。ワイヤーラックはかれこれ、何個目になるのだろうか?組み立ては、もう手慣れたものである(…と思う)。棚といえば、この形がもう近年では、すっかり一般的になった。
梱包を開ける。棚の部分が5枚と、キャスターなどの部品が見える。脇には、ポールが8本。これを2本ずつ連結させて組み立てるのである。今回は、キャスターを使わないつもりだ。

ポールは4本1組で梱包されている。その両端には、下の写真のようなキャップが付いていた。これは良い形をしている。何かに再利用できそうであるw 4個全部、捨てずに取っておこう…。
作家の森博嗣センセイが最近、プリンのカップが工作に使えそうなので取っておいた、とブログに書いておられた。僕も、こういった端材のようなものを捨てずに取っておくことが多いのである。(かみさんには、嫌がられるのだけれども…)

ラックの組み立て自体は、10分ほどで終わった。いつも少々悩むのは。中間の棚の高さである。今回は、それが3枚ある。どのくらいの高さにしておけば使い易くなるのか。それは、中に置く物にかなり依存するのだ。
いちばん下の段には、うさぎの段ボール箱を置く。これは初めから決まっていた。そのすぐ上の段には、牧草を置けば良いだろう。寝かせて置くので、高さはあまり必要ない。

それから上は、この場所に元々置いてあったものを置く。靴やそれに関係したものが多い。ある程度は箱に入れて置くことになる。従って、箱の高さに合わせた段の設定が必要になるのだろう。
…などと考えたのだけれども、実際には、物を入れてみないことには分からない。だから、高さは適当に決めたw でも、まあそれでも良かったようだ。あとで、ちゃんと入ったから。

組み立て終わって、うさぎの段ボール箱を置いてみた。その上の段には、牧草だ。こうして、上から覗き込めるだけのスペースも出来た。計算通りであるw
組み立てている最中は、ガチャガチャと金属の音が鳴っていたので、うさぎは、娘の部屋の中で、ひたすらにジッとしていた。聞き慣れない音に、何事が始まったのだ?と気が気ではなかったのかも。

ワイヤーラックに移った後も、まだ暫くジッとしたままだった。別の場所に来たということが、段ボール箱の中でも分かるのだろう。僕は、上の段にものを載せていく作業に取り掛かる。

すると、「化石」と書かれた、白い紙箱をふと見つけた。サイズは、15cm x 20cmくらい。これは、記憶のどこかで見覚えがあるような気がする…。

これを開けてみると、その中には、下の写真のように、砂岩のかけらが多数入っていた。よく見れば、これらが化石であることが分かる。貝などの形が見て取れるのだ。

中身を出して並べてみる。大小の石が、全部で14個。はて、これは誰のものなのだろう?考えられるのは、息子である。あとで、訊いてみようか。

アップで撮影した写真も。石を触ってみると、どれもがザラザラとする。擦れば砂が手につく。きっと、砂が堆積して出来た地層から採った石なのだろう。

丁度、ラックに物を載せ終わったときに、息子が高校から帰ってきた。この化石を見せながら、これ何だったっけ?と訊いてみたところ、ああ、これはヤックで化石採集に連れて行ってもらったときのものだよ、と言う。

そうだ、ヤック(YAC)。日本宇宙少年団(Young Astronauts Club Japan)だ。息子は小学生のとき、ここに所属していたのだ。月に一回くらいの割で、プラネタリウムへ観に行ったり、電気工作をやったり、化石採集のような野外活動に出たりする。そのお陰もあって、息子は今やすっかり理系の徒である。

ヤックの理事長は、漫画家の松本零士先生。以前、このブログで、松本先生を音楽会の会場でお見かけし、その後、サインを頂戴したことを書いた。僕にとっては、憧れの漫画家のひとりなのだ。
息子は多分、小学校6年生くらいのときに、ヤックの活動で、何処かへ化石採集に行き、これらの石を持ち帰ったのだ。それを、僕が箱を用意して保管しておいたのだろう。もうすっかり忘れていたw

それから、こんなものも見つけた。木片にペンで何かが書き付けてある。これは、息子が小さい頃に書いた文字だw 間違いない。

カブトムシの名前や性別、行方不明になったことなどが読みとれる。これについても、息子が帰宅したときに併せて訊いてみた。やはり、カブトムシを飼っていたときに作った名札(?)なのだそうである。
上にフックが取り付けてあるので、その当時、何処かに下げて使っていたのだろう。僕は、これについても全く覚えていないのだけれども…。まあ、記憶なぞ、そんなものである。でも、面白いので、このままワイヤーラックに下げて飾っておくことにしたw

さて、トップの写真は、段ボール箱をラックに置いてから小一時間経ったあとのうさぎ。だいぶ落ち着いて、牧草などを食べている。今後は、餌やりなどの世話などがやり易くなるだろう。
片付けがちょっと大変だったけれども、色々なものが見つかったし、まあ良かった、良かった…なのである。

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