あまりにも清明な空に、星たちの姿を眺める。明け方には、一足早く、冬の大六角形までもが見えたのだ…

宇宙・天体

今朝は、雨上がりの実にクリアな空を臨むことが出来た。清々しい程の満天の星空だったのである。その清浄な空気の中には、勿論、雲ひとつない。文字通り、一点の曇りもないというわけなのだ。

そのためなのか、やや東に傾いた南天には、オリオン座が先達てよりも一層雄大に見えた。そして、冬の大三角から更に伸張して、冬の大六角形まで眺め渡すことが出来たのである。
午前4時半過ぎ。この数十分のちには、日の出の時刻となる。遥か東を見遣ると、漆黒からやや明るい藍色へと空の色は既に変化しつつあった。東雲のときは近い。僕は仕事へ先を急いだ…。

トップの写真は、2〜3週間ほど前の良く晴れた日に撮影した送電線の鉄塔。抜けるような真っ青の空に、紅白に彩られた塔が高く聳える。きょうもまた、これとよく似た青空となったのである。

少し遡って、昨夜…。きのうの日中は雨降りだったけれども、宵になってからは雲がすっかり引き、星の多い明るい夜になった。下の写真は、昨夜の月。満月から2日後、つまり立待(たちまち)月である。

あるベンチャー起業の社長さんが、月旅行を行うことを宣言したようだ。ご自身だけでなく、数人を連れて行くらしい。費用は1000億円とも言われているけれども、月面には着陸せず、2〜3日くらい周回して帰ってくるのだそうだ。
月面には立たないらしいという点がちょっとがっかりだけれどもw、しかし周りを飛んでいるだけでも、見えて来るものは当然、地上とは大違いだと思う。例えば、数多あるクレーターなど、さぞかし巨大に見えるのだろうと考えるだけでもワクワクしてくる…。

もし僕が行ったならば(…行けないけれどもw)、このニコン P900を携えて幾らでも写真を撮影して来たいと思う。勿論、月面だけでなく、太陽も(眩し過ぎるだろうか?)、惑星も(これは地球を含む)、太陽系外の星々も(天の河とか!)…である。
そう考えただけでも、うーんワクワクする…。きっと、映画『コンタクト』で宇宙に行った(という役の)ジョディ・フォスターのように目がうるうるしてしまうのだろう…。

…などと色々と夢想しながら、P900の望遠レンズを覗いたのだったw 宇宙には、まさに無限のロマンがある。その社長さんのお気持ちが、僕には痛い程によく分かる…。きっと金額の問題云々などではないのだろう、と思う。


さて、先日、弓道の道具を買った。ゴム弓という、練習器具の一種だ。短い木の棒を弓、ゴムを弦に見立てて、弓を開く練習を行うのである。中古で1000円くらいだった。

下の写真は、松尾牧則 著『もっとうまくなる!弓道』より。ゴム弓は、このようにして弓を構えて開くときのフォームの確認に使う。自宅では弓を引くことが出来ない(そもそも僕は弓を所有していない)ので、その代用品なのである。

先達て図書館で借りた弓道の教則ビデオを観て、弓道とは畢竟、張り詰めたような静けさを纏う武芸であるということに気付いた。出演している名人級の範士たちが皆、そのようにして静謐の中で矢を射ているのである。
誰一人として一言も言葉を発さず、物音すら立てることもない。只、矢を射る瞬間にのみ、弓の弦が振動する音が立つ。このような点では、例えば同じ日本の武道でも、剣道や柔道とは大きく異なっているのかも知れない。

また、弓道では歩き方にもこだわる。足を上げず、摺り足で実にそっと(しかしゆっくりではなく)歩くのだ。加えて、弓を引く前にも矢を射た後にも、じっと静止する所作がある。こういった点などは、むしろ禅や茶道に近いのだろう、とも思う。
茶道には、和敬静寂という言葉がある。穏やかで慎み深く、静かに悟る、ということらしい。弓道もまた、このような精神を持っているのかも知れない。

でも、僕が今通っている弓道教室では、先生方に指導されながら、受講生30人は比較的ワイワイとやっている。まだまだ、和敬静寂を身に纏った弓道とは程遠いのかも知れない。明日も講座がある。しっかりと修行せねば…。

……
もう、すっかり涼しくなって来たことなので、久々にVolca FMを弄ってみようと思っています。次に作ってみる音楽は、『ブレードランナー2049』の曲になるかも。しかも、それは前作『ブレードランナー』にも出て来た曲です…と言ったらアレしかないのかな?w 多分、Volca FMだけでは音色が間に合わないので、それとは別にシンセサイザーの音を用意して重ねる予定。乞うご期待⁉︎

『ブレードランナー2049 オリジナル・サウンドトラック』
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