トップの写真は、ゆうべのクリスマスケーキ。家でロウソクに火をつけて部屋の明かりを消したときに撮った。その撮影後、皆んなで美味しくいただきましたw
あとでこの写真を見返していると、下のような新約聖書の句がふと想起された。受胎告知の一場面である…。
「かれ子を生まん、汝その名をイエスと名づくべし。 己が民をその罪より救ひ給ふ故なり」(マタイ傳福音書1章21節、文語訳)
それから、家族で早速、クリスマスプレゼントを開けた。娘は、ある女性アイドルグループのCDを貰ったようだけれども、待ちきれずにそれを開けてしまった。それで、じゃあ皆んなも其々開けよう、ということになったのだ。
そんな訳で、お待ちかねのカーペンターズの新作CD『カーペンターズ・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団』も開封することを漸く得た。ケーキを食べながら、聴いたのである。
一言で言ってしまえば、このCDはカーペンターズの最高傑作ではなかろうか、と思う。ただし、オリジナルアルバムでは数々の名作を生んできた兄妹ユニット故、ここではベスト盤としては最高傑作、と表現しておくべきだろうか?
いや、これまでの作品の中で最高、と評してしまっても一向に構わないかも知れない。先達ての投稿にも書いたように、多分リチャードは、この作品を今後100年に渡ってこの世界に残していこうと考えたのだろうから…。
この作品では、カレンの歌声が、と言うよりは、カレン自身が見事に生き生きと蘇っている。歌声を徹底してリマスターした成果だろう。実にクリアで聴きやすい。本当に、今そこで収録されたかのようである。
また、バックの演奏も素晴らしい。追加されたオーケストレーションも曲間の繋ぎも、実に美しいのだ。この時期のクリスマス的な雰囲気にも良く合っている…と、ケーキを食べながらしみじみと感じた。
リチャードは、各楽曲のサウンドを新しくしつつも、それぞれの曲のイメージは全く壊していない、ということを今回の作品で実現しているのだ、と僕は思う。これは、何という神業だろう。必聴のCDである。
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さて、前回の続き、こちらはクイーンのギタリスト、ブライアン・メイが著者のひとりとなっている月面3D写真集、『Mission Moon』のレビューである。
前回は、表紙を開き、ブライアン・メイが記したイントロダクションや、裏表紙の内側に専用ビューワーが入っていることなどをご紹介した。
さて、このビューワーはどう使うのか?ということなのだけれども、実は至って簡単。目の前にビューワーをかざす。すると直ぐに、左右2枚組の写真が、立体的に見えるのである。それだけなのだw
正確に言うと、左右2枚組の間に、立体の写真がもう一枚挟まれたようにして見えてくる感じだ。コツは、その2枚の写真の中間を、十数cm離れたところから見る、ということだろうか。
上の写真に写っているのが、専用のビューワーである。厚さ4mm程の透明な硬質プラスチックで作られている。レンズ部分は、どうやら凸レンズのようだけれども、十数cm離すと独特の屈折をしているように見える。そこがこのビューワーのミソなのだろう。
すり鉢状の形をした底が深いクレーターの写真などは、見つめている内に奥へ吸い込まれそうな気がしてくる程に、この3D写真の効果は大きい。きっと、アポロの宇宙飛行士たちも同じ光景を船内から目の当たりにしたのだろう、と思うと実に感慨が深くなる。
謂わば、宇宙の一旦が体験できるというわけなのである。その点において、これは素晴らしい写真集だと思う。流石、Ph.Dのブライアン・メイ、この写真集は正に天才的な功績なのでは。
前回も書いたように、ビューワーがなくても取り敢えず、裸眼でも3Dを体験することが出来る。写真を縦横5〜6cmくらいの大きさにして、画面に顔を近づけ、やや寄り目で見つめるのがコツ。すると、左右2枚の写真の間に立体視の写真が見えてくるのだ。
特に、上の写真の中にある、冥王星がおすすめ。下の段に写っている、白くて丸い星である。丸々と目の前に飛び出して来るのだ。お気に召したら、是非とも下のリンクからお買い求めの程を…。
僕は、装丁が傷まないよう、この本にカバーを掛けた。これからも大切に鑑賞、愛読していこうと思う。ひょっとすると、これは永久保存版の一冊かも知れない…。
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続編を是非とも、期待したいですね…。次は、太陽系の別の星や、色々な星雲星団など、宇宙の他の写真を3D化した写真集を待っています。
『Mission Moon 3-D: Reliving the Great Space Race (3d Stereoscopic Book) 』
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