近頃のうちのねこと、坂本龍一の「設置音楽2」のプレスリリースと…

ねこ

トップの写真は、本日のうちのねこ。今しがた撮った。

相変わらず、カメラを向けると顔を背ける。これでも、何枚か撮って、いちばん写りが良さそうなものを選んだのだ。やや俯き加減だけれども、本人(?)がレンズを見たがらないので仕方がないw

うちのねこは、以前の幾つかの投稿にも書いたように、夏の間、ずっと便秘気味であった。場合によっては、一週間も出ないことがあるので、近所の犬猫病院に連れて行って、浣腸と摘便をして貰ったのだ。料金は、700円だ。
その後またまた、便が出ないことがあったので、料金が安いとはいえ、さすがに毎度連れて行くのもアレだねえと、かみさんと話をしつつ、ネット通販で、動物用の浣腸を買おうかと考えていた。そうこうするうちに、夏が終わったのである。

10月にもなって、暑い日が来なくなり、比較的涼しい日が多くなってくると、2~3日に一度くらいは、少しずつではあったけれども、便を出すようになった。今ではすっかり、快調である。1日に2回出すこともある。
つまり、夏という季節が、やはり良くないのだ。暑いと、腸のコンディションが悪くなるのだろうか?単純に、水分が不足気味になるのかも知れない。何れにせよ、夏という季節は、うちのねこにとって、体に良くはないようだ。

斯く言う僕も、夏は大嫌いである。こんな、拷問としか思えないような不快な季節が何故存在するのか、訳が分からないw まあ、そうでなくても、地球というこの惑星の様々な設定には、僕にとって理解し難いものが多いのだけれどもw
兎にも角にも、うちのねこの便秘は、目下のところ解消されているようである。今年18歳になった割には、相変わらず、毎日元気で食欲旺盛だ。そういえば、便秘をしなくなったら、よく鳴くようになった。逆に言うと、便秘中は余り鳴かないのである。何故だろう?


先週から何回か、坂本龍一について書いている。ドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto:CODA』の初日舞台挨拶の上映を観に行ったためである。
それ以前は、最新作『async』についてや、ワタリウム美術館で開催された『設置音楽展』を観に(聴きに)行ったときのことなど、事あるごとに書いている。もう30年以上、坂本龍一のファンだけれども、興味は未だ尽きないのである。

さて、先達て、その『設置音楽展』の第2弾の開催が、ネット上で告知された。ワタリウム美術館で開催されていたときから、今年の年末ごろにまた開催しますよ、という話が出ていたのである。それがいよいよ、実現するのだ。
下は、その第2弾の告知のスクリーンショット。その名も、『設置音楽2』である。場所は、ワタリウム美術館ではなく、新宿にあるNTTインターコミュニケーション・センターになる。


(出典:ICCプレスリリース

このスクリーンショットには写っていないけれども、このページの下の方を見ると、プレスリリースが載っていて、『設置音楽2』の内容について予告されている。どうやら、新作のインスタレーションが設置されるようである。

前回の『設置音楽展』では、ドイツのムジークエレクトロニクガイザイン製という、坂本龍一セレクトのスピーカーで、5.1chサラウンドのasyncを体験するというフロアがあった。
それが正に、音楽そのものに対する新体験と言うべきか、我々は本来的には音や音楽というものを左右2chで聴いているのではない、ということを、僕は再認識されられたのである。当然といえば当然のことだ。

でも、我々は普段、ステレオのスピーカーや、ヘッドホンおよびイヤホンの類で以って、音というものを謂わば無理やり左右2chに落とし込んで聴いている。実に、不自然なことである。いや、むしろ反自然なのか…。
上のプレスリリースの中では、『async』が、「作品自体が,もとは5.1chで聴くことを想定して制作されているように…」と紹介されている。また、このアルバム自体が、人工的に成形されたものを自然の形に還す、ということをコンセプトのひとつに置いている。これは、『Ryuichi Sakamoto:CODA』を観ていても感じたことだ。

よって、この『async』というアルバムは、我々がいつの間にか当然のこととして捉えてしまっている数々の設定やしがらみのようなものから、どうにか我々自身を解き放とうとするための試みなのだろう、と思う。
その象徴が、「非同期(つまり、async)」ということなのだろう。何かが他の何かに合わせて、揃えていかなければならない、という桎梏をなくすのである。加えて、左右2chのステレオからの解放も。

さてさて、そんなこんなを踏まえつつも、『設置音楽2』では、どのような試みを見る(体験する)ことが出来るのだろうか、今から楽しみである。
ちなみに、上の告知を見ると、入場料はたったの500円である。前回の『設置音楽展』も安かったけれども、1,000円であった。今度は、その半額である。

実は、12月には、某有名アニメ監督の展示会を観に行こうかと考えていたのだけれども、映画の入場料のようなやや高額の料金設定に、二の足を踏んでいたところであった。
僕としては、むしろ『設置音楽2」の方に出掛けるべきだろう、と考え始めている。慌しい時期の時間的な制約もあるので、余りあちらにもこちらにも行くことは出来そうもないからだ。

そして、前回も書いたように、ニューヨークで開催されたライヴ版『async』の映画公開も、1月に控えている。劇場の音響でasyncを体験できる良い機会である。

そういえば、ワタリウム美術館で『設置音楽展』が開催されていたときの、キョージュご自身からのコメントで5.1ch版asyncを年内にリリースしたい、というものがあったけれども、どうなったのだろう?(それについての投稿は、こちら)斯様にして、僕は物凄く楽しみにしているのだ。

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