異音がするようになった電動アシスト自転車を点検するも、その原因は…

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本日も、早朝の仕事は自転車で行った。雪が降って以来、毎朝自転車通勤である。今月は、雪が降るまでの日々、少々怠けて車通勤ばかりしていたものだから、良い具合に相殺されるだろう、と思っている。

そういえば、一昨日の午前中、僕は朝の仕事帰りで、まだ雪が融けずに残っている道を歩いていた。このときも、自転車と共にである。少し向こうの、アイスバーン状になっている道路を、ホンダのCB400のようなバイクが低速で走っているのが見えた。
そのときである、バイクがスリップして真横にステーンと転んだのだ。エキマニかマフラーが、露出しているアスファルトと擦れたのだろう、一瞬火花が上がるのが見えた。

僕が歩いていたところは、車の往来もあるので、立ち止まるわけにもいかず、そのまま歩を進めるしかなかった。暫くして振り返って見たけれども、まだバイクは横になったままのようだ。ライダーさんは、大丈夫だったのだろうか?
こう書くのは、実はこの日、僕も自転車を倒したからである。雪が幾分積もって融けずに残っていた場所で、タイヤが取られた。僕は寸でのところで脱出したけれどもw、自転車が右側を下にして倒れてしまったのである。

前回の投稿で、僕の電動アシスト自転車が、近頃どうも、漕いだときに下からコツンコツンという異音がするようになった、と書いた。最初は、先達ての雪に埋もれた際、チェーンの辺りに異物でも挟まったのか、と思ったのだ。
そこで、本日、塾の仕事が休みであるので、午後からゆっくりと点検修理に取り掛かることにしたのである。何かが奥に挟まっていれば、ある程度はバラすことにもなるだろう。時間がかかるのだ。

そんな訳で、まだ雪が積もっている自転車置き場に、この電動アシスト自転車をひっくり返して置いた。それがトップの写真だ。これで、ペダルを回しながら、じっくりと中を覗くことが出来る。
自転車に乗っているときから気づいていたのは、ペダル一回転につき一回、コツンと鳴るということである。どうも、その辺りにヒントがありそうだ…。

実は、こういった異音というのは、何処から発せられているのか案外と分かりにくいものである。以前会社勤めをしていた当時、同僚に自動車整備士資格の保有者がいた。実際に、整備の仕事もしていたことがあったらしい。
彼が言うには、自動車の場合、長い筒を使って、異音が鳴っている場所を探すのだそうである。例えば、エンジンルーム内の色々なところに筒を当てて、音を丹念に聞いて回るのだそうだ。そのくらいに、異音発生箇所の特定は厄介なものなのだと言う。

そんなことを思い出しながら、僕は自転車のペダルをゆっくりと回す。コツンとなる度に、自転車の腹の中を覗き込む。でも、少しおかしい…。自転車の内部から鳴っているような気がしなくなってきたのである。

少々考えて、ははーん、分かった。実に、単純なことであったのだw

上の写真が、その原因箇所である。お分かりになるだろうか?右側のペダルの根元が、チェーンカバーに当たっているのだ。だから、一回こぐたびに、一回異音が鳴ったというわけである。これまた、考えもしなかった場所から…。

当たっている、と言っても、軽くかすっている程度である。だから、ペダルをこぐ力加減には変化がなかった。でも、チェーンカバーはプラスチック製で軽いため、やや大袈裟に音が鳴ったのだろう。
さて、何故ここのところ急に、ペダルの根元がチェーンカバーに当たるようになったのか…。思い出して考えてみるに、やはり上に書いた、雪にタイヤを取られて自転車を右に倒したためであろう。それしかないようだ…。

多分、倒したときに、その勢いや自転車の自重で、ペダルのクランクが数mmほど内側に曲ったのだろうと思う。その数mmの違いで、チェーンカバーに当たるようになったのだ。
さあ、これをどう直すか?クランクを引っ張ってみたけれども、大して元には戻らない。やるとするならば、自転車を抑える係と、クランクを引っ張る係と、ふたりでやらなければならないだろう。

生憎と、暫くのあいだ高校の授業が休みだった息子は、今日からまた通学である。当然のことながら、家にはいない。なかなか、こういったタイミングとは、斯様にして上手くいかないものなのだ。これは、この世の(実に嫌な)特性のようなものである。
だから、別の手を考えて、この異音が出ないようにしなければならない。僕は、チェーンカバーを少しずらして、ペダルが当たらないようにすることを考えた。留めてあるネジは、2箇所だけである。

其々に、呉の556を吹き付ける。これで、ネジが簡単に緩むだろう…と思ったら、ペダルに近い側のネジが異常にきつくて、ちっとも緩まない。下手をすると、ドライバーで頭をナメてしまいそうなくらいである。
これは、どうしたものか…。後輪に近い方のネジは簡単に緩んだので、こちら側だけで対処するしかない。ほんの数mmだけ、カバーをずらせば良いのである。

上の写真が、簡単に緩んでくれた、良い子なネジであるw これをじっと見ていて閃いた。文字通り、逆転の発想なのだ。(…やや大袈裟)

この状態では、チェーンカバーが、自転車の白いフレームに対して、外側に取り付けられている。これをフレームの内側に入れるだけで、数mmの余裕が発生するのだ。そこで、下の写真のようにネジを留め直した。

つまり、ネジを一旦外して、反対側から締めるのである。こうすると、ペダルを回しても、根元がチェーンカバーに当たらなくなり、異音が鳴らないのだ。案外と簡単に解決できたw

上の写真は、反対側から見たところ。まあ、この部分だけ、多少見た目が不自然というか、少々格好悪いかも知れない。でも、そんなの僕は気にしないのであるw

あとは、シフトノブのネジを、増し締めしておいた。寒くてノブが回りにくいときに一生懸命回そうとしたせいで、ちょっと緩んできてしまったのだ。六角レンチで締めたら、直った。

僕は、こうして自分が使っているものに何か故障などが見られた際には、まず自分で直そうとする習慣がある。
このブログでは、例えば、高速回転の症状を起こしたレコードプレーヤーを輪ゴムで調整したり修理したりした顛末を載せたことがある。他には、自転車のパンク修理や、トイレの水栓の交換など。
あと、ブログには載せていないけれども、TV(4:3のアナログ時代)の基盤を修理したこともあるし、車のデジタルインジケーター(時刻やエアコンの温度などを表示する電光パネル)を直したこともある。いずれも、原因はハンダ割れだった。

こういった習慣は、きっと父の影響なのだろう、と自分では思っている。父は、もう退職したけれども、電力会社の技術者だった。電気と機械が専門である。そのせいか、家のものは大抵、自分で直していたのだ。
父は、きっと祖父の影響だろう、と思う。父方の祖父は、戦時中には陸軍で兵隊をしていた。曹長という階級だったのである。そして、戦後は、大工や木工の職人のようなことをしていた。

祖父は、木材さえあれば大抵のものを作ってしまう人だった。神棚にあった神具は祖父の自作品であったり、使い古しの家具調TVの中身を取り出して、本物の家具にしてしまったり。
あとで聞いた話では、祖父の家は祖父が自分で建てたものだったとか。まあ、大工だからね。そういえば、先達ての投稿で、祖父にそりを作ってもらったときの思い出も書いた。

きっと、僕の修理癖は、その辺りの、遺伝子のようなものなのだろう、と思う。まあ、有難いものを貰ったのだろう。さて、僕は、僕以上に(?)理系の息子に対し、それを上手く伝えてやれるのだろうか?

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