からだのケアのために、今日こんな風にやって貰った。だいぶ良い感じになってきたのだと思うのだ…

お出かけ

トップの写真は、お見苦しくて申し訳ないw 僕の左手である。

何のためにこの写真を載せたのかというと、お気づきになりますかな? 手首の部分に円い絆創膏のようなものが貼ってあることに。さて、これは何でしょうか?
実は、鍼灸の鍼(はり)が仕込んであるパッチなのである。先達ても書いたように、僕は8月に新型コロナに罹った後遺症なのだろうか、時折だけれども息苦しくなるような状態に見舞われることがある。あと、そのときには軽い目眩も。きっと酸素が不足しているのだろう。

特に早朝の仕事のときにその症状は起きやすく、周囲の人たちに心配させてしまうことがよくあるのだ。「大丈夫?」とか「(仕事の)場所を変わろっか?」とか、申し訳ないことだと思う。
中でも、最近は鍼灸の国家資格をお持ちのかたが「今度、呼吸に良いツボに鍼を挿してあげましょうか?」と話し掛けてきて下さった。僕は、このかたと普段あまり会話を交わしたことがなかったので、鍼灸師であることを知らなかった。

それで、きょう仕事が終わった後で、そのかたの治療院へ出向いて施術をして頂いたのである。大変に有難いことだった。まず上半身は、ベストのような形をした背中びらきの薄いシャツのようなものに着替えた。そして、ストレッチャのような台に乗る。
「宜しければ、お灸もやってみましょうか?」と仰るので、お願いすることにした。うつ伏せになって、首と背中にお灸をやって貰ったのである。僕は生まれて初めてのお灸体験だw 多分、5〜6箇所ほどに据えて貰ったのだと思う。

別段に熱さを感じることはなく、当該の部位がほんのりと温かい。加えて、アロマテラピーのような東洋的な香りが漂う。この芳香による癒し効果もあるのかな?とも感じた。ひょっとすると、そういうわけではないのかも知れないけれども。
それが10分近くだったろうか。それから鍼を打って貰った。…と言っても、よく見かけるような長い鍼ではなくて、トップの写真のような、円いパッチの中にごく短い鍼を仕込んだものを手首や背中、あとお腹や足のツボに貼って貰ったのである。

これが全部で10箇所以上だったのではないかと思う。鍼灸師さんは、ツボの位置が描いてある人体図(上の写真をご参照)を見ながら、僕の身体をさすって「ここだ」という感じで探り当て、パッチを貼る。そういった作業の繰り返しだった。
これが10〜15分くらい掛かっただろうかと思う。途中、僕の手が実に冷たいことに少々驚いておられた。「いつも、こんなに冷たいのですか?」と。きのうやきょうは特に寒かったので、そのせいかと思い僕は「いえいえ、そんなことはないのですが」と答えた。

あと、お腹のみぞおちの下あたりが少し硬いのだと言う。そこで僕はつい「最近筋トレをやっているので、その腹筋かなあ」と言ってみたものの、そういうことではなかったようなのであるw
鍼灸師さん曰く「どうやら、横隔膜が張って硬くなっているのかも知れませんね、呼吸が苦しくなるのは、このせいもあるのかも知れません」ということらしいのであった。分かる人が触れば分かるのものであるなあ、と感心したのであった。

トータルで30分弱の施術である。「私が言い出したことですから、お代はいいですよ」と仰る。実に有り難いことだと思う。今度、実家に行って来たときに当地のお菓子のお土産を買って来ますね、と僕はそう約束してその場を後にしたのであった。

こうして、僕の初・鍼灸体験は終わった。帰り道か心なしか脚が弾んだように経過であったのは、決して気のせいではなかったのだろう。東洋医学バンザイ!と、ついそう思ったのであった。こうした身体のケアのために定期的に鍼灸に通うというのも良いかも知れないなあ…。


(鍼灸師さんから貰った鍼のパッチ(表裏。多数)と熱くないお灸(ふたつ)。自分でも挿してみようかな?)

……
そんなわけで、新型コロナを機に、東洋医学にもちょっと傾倒してみようかと思っています。下のリンクは、図書館で借りてみた本なのですが、鍼灸のみならず、漢方薬なども紹介されていて、東洋医学の基本を網羅的に知ることが出来ます。あと、「経穴マップ」というポスターのようなものも付属していて、全身のツボの位置が一覧できるようになっていますね。
東洋医学は西洋医学とは異なったアプローチで人体や病気の症状について理解と解釈を行なっていることが分かるのですが、知れば知る程に身体というものは神秘的であるなあ、と感心してしまいます。例えるならば、西洋医学は文字通りの理系なのですが、東洋医学はどちらかといえば文系っぽい印象さえもあります。その切り口が思索的で瞑想的な気がするからです。そのような点で、僕みたいな超文系人間(?)でも近づきやすいのかも知れませんね…。ちなみに、この本にはマンガ版もあるようです。

『オールカラー版 基本としくみがよくわかる東洋医学の教科書』
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